アイドルグループ『NEWS』加藤シゲアキ（35）が3日、都内で『連続ドラマＷ シャイロックの子供たち』完成披露試写会に“イノッチ”こと俳優・井ノ原快彦（46）、西野七瀬（28）、玉山鉄二（42）とともに登場した。
作家・池井戸潤原作、累計発行部数50万部突破の人気作。東京第一銀行長原支店内で100万円の現金紛失事件が発生し、その謎を追う出世コースを外れるが部下からの信頼が厚い銀行員・西木雅博（井ノ原）。しかし西木は突然失踪してしまうこととなり……。加藤は常に営業成績トップで、支店内でエースと目される滝野真役として出演している。
グレーのセットアップで登場した加藤。司会からも「エースと目される」と紹介されると「どうもエースです」とお茶目にあいさつすると、井ノ原は「エース！」と、合いの手を入れるような声をあげ、コンビネーションを見せて楽しげにほほ笑みを交わす様子も。
作品の魅力へ、加藤は「池井戸さんの原作は怒涛の展開で、ご自身の転換期の作品とおっしゃっているのですが、その通りなんです。いろんな事件が重なり、うごめいていく人間たちというので展開も面白くて。これをドラマになったときにどうやって展開していくんだろうというので、エピソード0まで入れて、4時間30分にまとめて、息をつく瞬間がないくらい、緊張感が走っているドラマですね」と、挙げる。
さらに加藤としては、「演じていて、みんなキャラクターが立っていて、個性的な役者さん、本当に魅力的で面白い作品になったと思います」というと、井ノ原も我が意を得たりといった様子で「言ってること分かります！緊張と緩和の連続なんですけど、もっと観たくなる感じなんです」と、うなうずいていた。
銀行という組織へ役を演じて感じたことへ加藤は「融資する側の役だったので、銀行の裏側はドラマとかで聞いていたけど、こういうふうに契約とってくるんだと感じました。貸したい！という気持ちも感じました。その額もどれくらい貸したら良いのかとか、この額だと功績になるとかですね」とともに、その金額などにも驚いたそうだ。
タイトルの『シャイロック』は、シェイクスピアの戯曲『ヴェニスの商人』に登場する、強欲な金貸しのこと。ということで、自身の強欲だと思う一面は？という質問があがると「僕、趣味が釣りなんですけど、マグロとか釣るんです。自分の年齢キロオーバーを釣りたいと目標にしていて、去年35歳のときに40キロのキハダマグロが釣れて。目標達成！と思ったんですけど、そうしたら、そこで50キロを釣りたいと思って。釣りって釣れなくても行きたいし、釣れても行きたくなるし。いつ辞めればいいんですかｎ？」と、辞め時が分からないほどハマるものだそう。すると井ノ原は「『加藤シゲアキ世界を釣る』って番組をやるまではね。カジキマグロ行くしかないでしょ、これは」と、加藤自身の釣り番組を持つのはどうかと声をかけると、加藤もノリノリで、「WOWOWさん！お願いします！やらせてください」と、頭をさげていた。
なお、西野も同じ話題にギリギリまで寝ていたいことから家を出る15分ほど前に目覚ましをセットしていると話していたが、加藤も15分くらい前にセットしていることで盛り上がっていた。
ほかにも撮影中に加藤は誕生日に井ノ原から「お酒をもらいました」と、交流があったことも話していた。
『連続ドラマＷ シャイロックの子供たち』は9日午後10時よりWOWOWで放送・配信予定！
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