宮沢氷魚「ちむどんどん」撮了後に断捨離!「スッキリした」

宮沢氷魚「ちむどんどん」撮了後に断捨離!「スッキリした」2

 俳優・宮沢氷魚、橋本愛、蒔田彩珠、水野美紀、西岡德馬が8日、東京・丸の内TOEIで劇場アニメ『僕が愛したすべての君へ』(監督:松本淳/配給:東映)、『君を愛したひとりの僕へ』(監督:カサヰケンイチ/配給:東映)公開記念舞台あいさつに登壇した。

 作家・乙野四文字氏の2作品の同名小説が原作。“平行世界”を行き来することができる世界で主人公・暦(宮沢)がそれぞれの世界の別々の少女と紡ぐラブストーリーとなっている。

 声優初挑戦で両方の作品の主人公を演じた宮沢。「声だけでお芝居が難しいですね。どうやって平行世界を演じようかと思っていました」と、手探りで役作りをしていったという。

 『僕が愛したすべての君へ』では両親が離婚し母親と暮らすという設定で進んでいく。作品の好きなシーンへ宮沢は「カラオケをしているシーンが2回出てくるんです。2回目が距離が縮まるということでそこは好きです」とのことだった。

 『僕が愛したすべての君へ』のヒロイン・和音役を演じた橋本。和音は85番目の平行世界から移動してきたといい、以前にいた世界では暦と恋人だったとも告げるキャラクター。声優として声を吹き込んでみて、まずは「夢がかなったような気持ちでした」と、喜びを語ったが和音という難しい役どころへは、「一緒だけど中身が枝分かれするという、なかなかない経験をさせて頂きました。いろんな和音が自分のなかにいるというものなんです。自分の成長を感じられるような経験でした」と、いい経験になったという。

 ちなみに、宮沢は『僕が愛したすべての君へ』のアフレコでは橋本の声はすでに入った状態で、「事前に声を入れてくれていてやりやすくて」と橋本に感謝していたが、橋本がアフレコの際に暦役の代役として「プロの声優さんが来てくださったんです。プロの方との差を感じて、ヤベえヤベえと思いながらでした」と、レベル差に愕然としながらだったとエピソードも披露していた。

 一方、『君を愛したひとりの僕へ』のヒロイン・栞役の蒔田。お互いに恋に落ちていくが、両親の再婚により兄妹になってしまうため、平行世界へ駆け落ちを行おうとするという役どころ。蒔田は好きなシーンへ「暦が手を取ってくれるところ」とあげ、宮沢も「声だけでドキドキしましたね」とアピール。

 栞の母役の水野は「声優さんは特殊技能の持ち主だなと思いました。時間内でしゃべったり、息継ぎをどうしようとか感じました」と、テクニカルな部分で感じることがあったよう。続けて、歳をとった暦役の西岡は印象的なセリフがあったといい、そのセリフである「僕はいま君がいてくれるだけで幸せです」を今朝、家を出るときに妻へかけたと照れ笑い。なお、恥ずかしかったのか後付けで「……ってセリフだから言えるけど、恥ずかしいよなって言って」と、状況も事細かに説明していた。

 イベントでは、作品にちなんだ質問がされ、つらいことがあったら平行世界に逃げたい?という質問が飛ぶ。橋本と西岡は逃げないと堂々話していたが、水野は、「平行世界がないからいまお酒に逃げています」、蒔田は「恥ずかしいことをして後悔したら逃げたくなるので」、宮沢も「引きずるタイプなので、逃げたいです」とそれぞれ回答。

 続けて、最近大きな選択や決断したことある?との問には橋本は「最近おだやかに過ごせています」と話したり、宮沢は朝の連続テレビ小説『ちむどんどん 』(NHK)に青柳和彦役で出演していたことに触れ「先月朝ドラの撮影が終わって、1年間使ってないものを捨てようと思って断捨離したんです。ですので、冷蔵庫の中にはいま調味料とビール2本しか入ってないんです。洋服とか使ってないものとかも捨てて、今すごくスッキリしたんですけど、ないはないで寂しいなと思って、新しく買っています」と、苦笑いしながら明かしていた。

 そして宮沢から「前向きに生きていけるように、この作品と向き合いました。毎日すべてが楽しいわけではないし、つらいこともあると思いますけど、いつか回り回って、幸せにしてくれるという作品だなと思います」と、メッセージを寄せていた。

 『僕が愛したすべての君へ』、『君を愛したひとりの僕へ』は公開中!

宮沢氷魚「ちむどんどん」撮了後に断捨離!「スッキリした」3

宮沢氷魚「ちむどんどん」撮了後に断捨離!「スッキリした」1

巨大クラッカーにびっくりする宮沢