俳優・前田敦子が主演し、共演に“セクゾ”ことアイドルグループ『Sexy Zone』の菊池風磨らを迎え14日に公開予定の映画『もっと超越した所へ。』(監督:山岸聖太/配給:ハピネットファントム・スタジオ)。本作で前田演じる真知子と菊池演じる怜人の新場面写真と、著名人からの応援コメントが11日、解禁となった。
本作は劇作家・根本宗子氏の原作・脚本の作品。クズ男を引き寄せてしまう4人の女性たちが、めんどくさい感情とキレッキレの本音をさらけ出しながら、エネルギッシュに生きるさまを痛快に描きあげている。前田は、ダメ恋愛体質の主人公、メンヘラと勘違いされがちな衣装デザイナー・真知子役を演じる。菊池は、甘え上手で束縛好き、弱さをみせるクズ男・怜人役を演じる。バンドマン志望でヒモ体質の“ストリーマー”という役どころとなっている。
公開となった場面写真は、恋愛で間違いがちな主人公・真知子(前田)が、同級生でストリーマーの怜人(菊池)と久しぶりの再会直後にいきなり押し倒され、これからの展開に期待と動揺を隠せない心情が収められている1枚。そして、真知子と再会し、お米や買い物袋を持ってあげる怜人の笑顔が収められている1枚も解禁。SNSで落ち込んだ様子を投稿していた真知子のことが心配で会いに来たという怜人。久々の再会に心踊らせ、ここから新しい恋が始まる!?と期待する真知子だが、怜人の本性は……。
一方、応援コメントは峯岸みなみ、中川翔子、こがけん、長塚圭史、『しずる』村上純、朝井リョウ、カツセマサヒコ、神崎メリ氏らからのものとなった。以下全文。
●峯岸みなみ(タレント)
テンプレートな幸せとか、そんな領域を遥かに超える女達の気合いを目の当たりにして自分まで強くなったような気になれました。
あと、私は昔からあっちゃんの発する高い音が好きです。
●中川翔子(歌手・タレント)
宇宙の歴史も破壊と創造を繰り返しながら今に至る。
進化する、前進するためには破壊という方法での始まりしかないと思いきや、実は必ずしもそうとは限らないかもしれない。斬新な構成で彩る恋する惑星たち。
物語は途中からじわじわと変動が始まり、後半はもう怒涛の展開すぎて観ていて叫びそうになるほど驚きました。
ラストのサスペンスは物凄い!
この壮絶な愛の表現は最早アクション映画の爽快感に匹敵すると思います!
●こがけん(お笑い芸人)
これは、クズ男の負のスパイラルに巻き込まれる女たちの脱出劇なのか?!
それぞれのストレスが最高潮に達した先の、まさかのスペクタクル展開にオーマイガー!
前田敦子さん演じる真知子の、バチバチに決まるパンチラインは一見の価値あり!
●長塚圭史(劇作家・演出家・俳優)
本作プロデューサーの或る日の観劇が、一本の映画を生み出しました。
その劇を作ったネモシューは、元 AKB 前田敦子がまだ秋葉原で無名の頃からのビッグ・ファンであったこと。
この執念の連鎖。必見です。
●村上純(しずる)(お笑い芸人)
根本宗子さんの頭の中が劇場を飛び出してスクリーンに映し出されるなんて、こんなものサブカルの極みで希望の光。そして、あの設定が映像化されたことだけで、まずもってとんでもないエンターテインメント。
で、これTOHOシネマズでやるの!?マジ!?
こいつはロフトプラスワンでも観たいやつだって!
●朝井リョウ(小説家)
こんがらがった導火線を眺めていたら油断したタイミングで突如ド派手な巨大花火が打ち上がり根本さんに「こんにちはー!」と自己紹介がてら絶叫される、そんな映画。
本作上演当時の根本宗子全部盛り、容赦なく襲い来る言葉のマシンガンが痛気持ちいい!
●カツセマサヒコ(小説家)
思いつく限りのクズ男たちを整列させて、ボコボコにして、その後にやってくるラスト10分。
物語の結末よりも、観客の表情が見たくなる。
こんな映画、初めてです。
●神崎メリ(恋愛コラムニスト)
いい女とは、おクズ様を2~3周オカワリした果てにでき上がります。
辛酸を舐め散らかし、悟りを開いたとき、今よりも「もっと超越した所へ」女はたどり着くのです。
すなわち、おクズ様は女の養分に過ぎないのです。
●藤川らるむ(モデル・タレント)
4人の男女の群像劇
クズ男に沼る女はもれなく女も女だな、、と思いながら観てました(笑)
ジェットコースターのように話が進んでいってテンポも上がるのでだんだん引き込まれるような映画でした。
ラストは10-20分くらいはタイトル通り〝もっと超越した所へ〟と超越してきます(笑)
●末吉9太郎(CUBERS)(アイドルオタクアイドル)
それぞれがちゃんとクズで、ちゃんと馬鹿で、物凄く愛おしい。
チクチク痛くて、声上げて笑って、明日からを生きていくのが楽しみになった。
●山崎ケイ(相席スタート)(お笑い芸人)
登場人物がみんなダメでみんな可愛い。
一生懸命恋愛してた、あの頃の私もダメだったけど、可愛かったんだ。抱きしめてあげたい!
●清田隆之(文筆業・桃山商事代表)
男の幼稚さを批判的に描いた作品かと思いきや……違いました。
甘えを装った搾取も、期待という名の暴力も、責任からの逃避も、誰にだってある。
タイトルの意味がわかったとき、そこにはダメなままでも生きていける優しい世界が広がっていました。
●ゆっきゅん(DIVA)
演劇っていうかなんか爆風のような衝撃として私の記憶にずっと刻まれていた『もっと超越した所へ。』が、次は映画を超越して目の前に現れた。やば。いつも通りの人生を超えた未来へ、あるあるの向こう側へ、なぜかこうなってしまうやつのもっとずっと先へ、
私たちは強引に連れていかれるしかない。
人の弱さがたくさん出てくる、めちゃ強い作品。前田敦子さん最高。
●ナイトウミノワ(映画ブロガー・アクセサリー作家)
よくある恋愛、よくある別れ……と思いきや、とんでもないところに着地する新感覚の1本。
明らかにクズ男なのに、どうしても惹かれてしまう。そんな経験をした人もいると思う。
私もそう。
「あの時、こうしていたら……」と後悔する前に、運命を変えていこう!
●上田智子(編集者)
ムカつく! ムカつく!! ムカつく!!! ムカつく~!!!!
男たちがムカつく台詞を言えば言うほど笑える、怒涛の恋愛エンターテインメント!
痴話喧嘩で爆笑させ、とんでもない展開になだれ込むラストは根本宗子の真骨頂!(つまり最高)
※映画『もっと超越した所へ。』過去記事
・千葉雄大 菊池風磨から「“素敵なラジオ”」イメージ直立不動?
・菊池風磨 甘え上手で束縛好き、弱さをみせるクズ男役で前田敦子主演映画に登場!映画「もっと超越した所へ。」10月14日公開発表でメインビジュアル&特報映像解禁
・菊池風磨「相手に思う弱い部分や自分の弱い部分が全部ダメなわけではなく、それらを受け入れたうえで愛することが『愛情』じゃないでしょうか」!前田敦子主演作で7年ぶり映画出演【各キャストコメント全文】
※記事内画像は(C)2022『もっと超越した所へ。』製作委員会