“セクゾ”の愛称で親しまれるアイドルグループ『Sexy Zone』の菊池風磨(27)が16日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで映画『もっと超越した所へ。』(監督:山岸聖太/配給:ハピネットファントム・スタジオ)公開記念舞台あいさつに前田敦子、伊藤万理華、オカモトレイジ、黒川芽以、三浦貴大、趣里、千葉雄大、原作者の根本宗子、山岸監督が登壇した。
本作は劇作家・根本宗子氏の原作・脚本の作品。クズ男を引き寄せてしまう4人の女性たちが、めんどくさい感情とキレッキレの本音をさらけ出しながら、エネルギッシュに生きるさまを痛快に描きあげている。前田は、ダメ恋愛体質の主人公、メンヘラと勘違いされがちな衣装デザイナー・真知子役を演じる。菊池は本作では、真知子と関係のある甘え上手で束縛好き、弱さをみせるクズ男・怜人役。バンドマン志望でヒモ体質の“ストリーマー”という設定となっている。本イベントは全国88スクリーンでライブビューイング中継されるものとなった。
以下、公式レポート部分。
前田は公開を迎えて「約1年前に撮影していて……とうとう来てしまったとかという寂しさの方が大きいです。でもみんなが楽しんで観てくれることを首を長くして待っていたので嬉しいです。早くみんなの感想を聞きたいです」と喜色満面。約8年ぶりの映画出演となる菊池は「映画の出演自体が僕はそんなにないので、映画の作り方が楽しいなと思ったりして。撮影から1年経ってこうしてみんなで集まれたのも嬉しい」と喜び、役柄のクズ男ぶりを褒められると「ありがとうございます!クズ男です!」と笑わせた。
奇しくもこの日誕生日を迎えた根本は「舞台挨拶と誕生日が重なるなんてそうないことなので嬉しい」とダブルハッピーに満面の笑みを浮かべた。一方、山岸監督は公開後の反応について「レビューサイトの感想がみんな違う。大絶賛の人もいて、レビューを読むのが楽しい」と観客の感想に心を躍らせていた。
また本作の見どころについて菊池は「向き合うきっかけになる作品。相手に対してもそうだし、自分自身についてもそう。相手も自分も弱いところを見つめ直して愛せるような作品」とバシッと決めると、「これ以上いいコメント出る?」と自画自賛。すると三浦は「確かにもうそれでいい気がする」と笑わせて「見どころは、ある意味ホラー映画であるというところ」と分析した。これに前田ら女性陣は「確かに!それいい気がする!」とホラー映画認定に納得していた。
劇中同様にグリルズを歯に装着してやって来たオカモトレイジは「日本映画で初めてグリルズというアクセサリーを取り上げた作品だと思う」と指摘。すると伊藤は、舞台あいさつ前にレイジに誘われてグリルズを作りに行ったと報告した。しかしこの発言で舞台上は大紛糾!!前田が「え~!誘われてないよ!みんなでお店に行くって言ったじゃん!2人でデートしたってわけね!!」とジェラシーを爆発させて、菊池も「そうだよね!もう週刊誌に撮られればいいのに!あれだけグループLINEで盛り上がったのにさ!舞台あいさつ打ち切りだ!」と2人の抜け駆けにジョーク交じりにプンプンしていた。
千葉は本作を「鏡のような映画です」と表し「映画を観た方々がクズ男ランキングをつけているようだけれど、絶対に経験ある人もいると思うので、自分のことも見つめ直してほしいです」とお願い。黒川は「アドレナリンが出る映画。観終わった後に興奮した」と絶賛した。
そして趣里は「これはもう人間讃歌のような作品!」と評価。すると突然、菊池は趣里の髪型に触れて「そんなことよりも髪の毛切った?」と質問した。趣里が「ねえ!このタイミングで言うこと?」とビックリすると、2人の間にいた前田は菊池に対して「盛り上げてくれてありがとねえ。みんなが楽しんでくれるのは風磨君のお陰だよ」と舞台あいさつを必死に盛り上げようと振る舞う菊池の姿にしみじみ感謝。当の菊池は「あの、しみじみと言うのはやめてもらっていいですか?」と大テレで頭を抱えていた。
最後に主演の前田と菊池が締めのあいさつ。菊池は「フォーカスを当てる場所を変えながら何度も観るといろいろな人間模様がわかる。初めて観る方も、2回目3回目の方もそのような視点で観ていただきたいです」とアピール。前田は「この映画は、自分に素直になろうよ!と思える作品です。恥ずかしがらず、素直になろうと思ってもらえたら」と願い「年齢なんて関係ないという、そんな気持ちです。キャスト・スタッフみんなで一緒の場所を目指して超越できたと思う。この映画がどこまでも大きくなれば、またみんなでこうして集まれるのではないかという夢をみなさんに託したいです」と、期待を込めていた。
※菊池風磨過去記事
・菊池風磨“超越会”以降「Fさん」扱い!寂しげ姿も
・菊池風磨パンツ一丁キレる!「もっ超」キャラ「画でみるとクズ」
・菊池風磨「もっと超越した所へ。」イベ「眠れる」に一同困惑?
※記事内写真は(C)2022『もっと超越した所へ。』製作委員会