2024年夏「そうだ 京都、行こう。」~京都がくれる癒し~が夏期間に京都で展開中だ。
今夏は『京都がくれる癒し』をテーマに展開。1200年以上の歴史がある古都・京都にて、新緑・音色・静寂・街歩き・美味の5つの視線からの癒やしスポットなどを紹介し、実際に体験なども購入できるようになっている。
今回は食にスポットを当て、カフェ・ドン バイ スフェラ、東華菜館、長楽館を訪ねた。
カフェ・ドン バイ スフェラは京都市内の繁華街である祇園エリアにある。四条河原町から行くと、四条大橋をレストラン菊水側にわたって2、3分ほど歩いた場所にある。お店のコンセプトは“インテリアの世界観を楽しむ”“ライフスタイルの延長”。工芸職人さんたちが集まっているビルの1階がカフェスペースで、職人さんたちが手掛けたお皿で料理が提供される。店内の調度品もほぼ職人さんたちが手掛けたものなのだそう。気に入ったお皿などがあれば2階のスペースは販売スペースがあり、こちらで購入も可能。デザインと料理が一体となって楽しめるお店だ。
東華菜館は、京都南座の対面で、河原町の鴨川沿い、祇園側からだと四条大橋をわたって1軒目の建物。外観からモダンな雰囲気が漂っているが、中に入るとよりモダンさが色濃くなる。天気のいい日は、1階には納涼床スペース、5階にあるテラス席に出ることができ、開放感あふれるなかで食事を摂ることができるのも特徴だ。夕方の明るい時間と、夜の時間では、川向こうにある菊水のビルと京都南座がライトアップされるので印象がガラリと変わる。景色を肴にゆったりとした時間が流れているような感覚にもなってくる。
また、東華菜館内には1924年に米国で製造・輸入された日本最古のエレベーターも設置。現役で動いており、実際に乗ることもできる。外からは、時計針式でのフロア表示、運転手による手動式での操作と近代のエレベーターとは違った雰囲気が楽しめることが特徴だ。
そして長楽館。祇園エリアの円山公園内に位置する瀟洒(しょうしゃ)という言葉がピッタリな建物だ。明治42年に煙草王・村井吉兵衛によって建てられたが、もともとは明治の歴史的迎賓館なのだそうで、「京都市有形文化財」に指定され保存もされていることで知られている。
本館と新館に分かれている。本館では食事やアフタヌーンティー、事前の申し込みでウエディングフォト撮影も可能。明治に想いを馳せながら長楽館ならではの雰囲気で写真が撮影できる。
一方の新館は宿泊施設。京都市内が一望でき、いつまででも眺めていたくなるような景色が広がっている。共有の展望スペースからは円山公園も見える。
宿泊できる部屋はわずか6室という長楽館の新館。ちなみに、スタッフ側の配慮で、なるべく客同士が施設内ですれ違うことは少なくなるようにしているスケジューリングしているそうで、細やかな部分にまで気持ちが行き届いているホスピタリティを感じる場所となっている。
■カフェ・ドン バイ スフェラ
◯所在地:京都府京都市東山区弁財天町17 スフェラ・ビル OF
◯営業時間:12:00―19:00(L.O. 18:30)水曜定休日
■東華菜館
◯所在地:京都市下京区四条大橋西詰
◯営業時間
【平日】
11:30~15:00(ラストオーダー14:30)
17:00~21:30(ラストオーダー21:00)
【土日祝】
11:30~21:30(ラストオーダー21:00)
■長楽館
所在地:京都府京都市東山区八坂鳥居前東入円山町604
営業時間:11:00~18:30(L.O.18:00)
取材・一部撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ