歌手・郷ひろみ(64)、モデル・中村アン(32)、お笑いコンビ『アンジャッシュ』の渡部建(47)が17日、都内ホテルで『ゴ・エ・ミヨ 2020』出版記念 授賞式に登場した。
『ゴ・エ・ミヨ(Gault&Millau) 』とは、フランス人ジャーナリスト、 アンリ・ゴ(Gault) とクリスチャン・ミヨ (Millau) が 1972年に刊行したパリ生まれのレストランガイドブック。食の新しい才能や注目すべき食材をより広く世界にアピールしていることで知られる。今月19日に『ゴ・エ・ミヨ 2020』が発売され、前号までの掲載地域である東京、北海道、北陸、東海、関西、中国に加え、大阪、四国のレストランを初掲載。673軒を掲載予定となり、その中から“今年のシェフ”を表彰するというもの。3人はプレゼンターとしてゲストとなった。
つつがなく、プレゼンターを終え、郷は「先日おふくろのところにいってお皿をもらってきたんですよ。なかなかセンスのいいものをそろえていたので、もらいに行ったったというのもありまして。料理を作る方はこういう1つ1つのお皿を選ぶことから始まって、なおかつ素材を選んで、それをクリエイトされていく大変な作業をされているんだなと思ったんです。歌を歌うことと少しだけ通じるところがあるなと思ったんです。それは人生妥協すると、その瞬間にすべてが終わるんだろうなということはもちろんですけど、強い自覚を持たないと、すべての力を発揮できないんじゃないかなと思うんです。自分が成長したいと思ったら、成長したいという思いをずっと持ち続けて頑張らいないといけないんだろうなと思います。これでいいなと思った瞬間から成長が止まるんじゃないかなって。それが歌手と共通するんじゃないかなと思うんです。きょう受賞された方は、言われる前に、目標だったり気持ちを胸に秘めながら、日々料理を作っていらっしゃると思います」と、スピーチを寄せる。
ちなみに、郷は普段どんなものを食べているのかという質問も飛んだが、「僕、結構食べるのが好きで、おいしいものはなんでも食べます。ただ、時間が仕事柄早い時間が多くてそういう時間は食べないんですよ。それでも、時間が許す限り評判を聞いたお店に食べに行っていますね」と、実情を話していた。
中村は、食に対して、「食べることは大好きですけど、好きなものだけ食べて偏ったりせず、バランス良く腹八分目ということを意識しています。でも、こうした素晴らしいお店にお伺いしたときは、全部しっかり楽しみたいなと思って、あとはお仕事を頑張って、そういったお店に行ってご飯を食べたいと思って過ごしています。私は今年32歳になりますけど、そういうところにお金を使い、いろんな刺激をという方向になってきました」と、思いを。
すると司会から、フランス料理と日本食のどちらが好みなのかという答えづらい質問が。そこで中村は昨年放送されたフレンチレストランを舞台に描いたドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)でフードライターの久住栞奈役で出演していたということもあり、「撮影現場でフランス料理をたくさん見学させて頂きまして、私達もババロアとか食べさせてもらいました。でも、選べないです。両方好きなので(笑)」と、かわしていた。
そして、渡部。渡部といえば『The Tabelog Award』の司会を務めているが、司会から「何かの司会をされていませんか?」という問いかけに、「私は食にかんするイベントはきょう初めてです。どこの癒着もないです。食べログの司会はやったことがありません(笑)……いや、司会やってるだけですから!」と、最後は認めて会場を沸かせる。
どうやってお店を見つけているのかとの問いかけには「こういった本を読んでます!食べログは一切見ておりません。私は」と、かたくなに否定し笑いを誘っていた。そうしてイジり倒された渡部だったが、食事でおもてなしのエピソードとして、『グランメゾン東京』で料理監修をしたシェフのお店に渡部の客を連れて伺い、ドラマに出てきた料理をふんだんにふるまってくれてお客も喜んでくれたことや、あるお店に伺った際に「私に子供が生まれてそんなに外出できなかったんですけど、どうぞいらしてくださいと言われて伺ったんですが、そのお店の女将のお姉さまが子供を預かってくださって、そういうおもてなしはいまだにわれわれ夫婦は忘れていないですね」と、妻の佐々木希と感激した思い出を披露していた。