俳優・綾野剛が16日より全国オンエアされるロッテ レディーボーデン 新TVCM『再会』篇に登場することが10日、発表となった。
2021年に日本上陸50周年を迎えたプレミアムアイスクリーム『レディーボーデン』。そんな本製品が約11年ぶりのCMを製作することとなり、「レディーボーデンの伝統的な王道のおいしさと、『ふわ濃い』品質の魅力を余すところなく表現してもらいたいというということから、俳優として幅広く活躍されている綾野剛さんを起用」したという。
CMはシンプルに綾野がレディーボーデンを食べながら、「あーそうそう、この味なんだよな。レディーボーデンは。ふわっと、濃い」と舌鼓を打ちつつ、その最後にはカメラ目線となった綾野が「ふわ、濃い」と、浮かべる表情も見どころの1つとなる。
撮影では、色味の深い茶色コーデで登場した綾野。「とにかく食べ続けます」と笑顔を浮かべる。各シーンごとに細かい演技リクエストが入ると、「監督すみません、少し(カメラ)長回しでお願いします」と時折アドリブを入れながらさまざまな仕草を試したり、自身も映像をチェックして「もう一度体勢を変えてみても良いですか?」と監督にお願いすることも。監督からも「うーん、さすがです……!」と感嘆の声が漏れるほど、世界観を表現していた。
結果的にこの撮影シーンだけでミニカップ1個相当の量を食べることとなったが、「どんどんテンションあがってきたかも(笑)」と楽しげで、終わるまで変わらないスピードで堪能していた。
また、カメラが回っていない間も、終始穏やかな表情を見せており、ほかのドラマや映画作品で一緒だった撮影スタッフも今回のCM撮影に参加していたこともあり、談笑する一幕も。今回のCMについても、カメラ目線で「ふわ……濃い」とセリフを言うシーンに「少し恥ずかしい……」と、スタッフに照れていた表情を浮かべる一幕もあった。
撮影後には綾野へインタビューが敢行となった。以下全文。
――CM撮影を終えての感想を教えてください。
綾野:とても感慨深かったです。伝統あるレディーボーデンに、こういう形で再会するとは僕自身が思っていなくて。(ミニカップなどの)また新しいサイズが生まれて、長い歴史と今っていうのを同時に感じさせる商品は、なかなかないと思うんです。その中で、自分がこのレディーボーデンに関われる、この作品の一部になれるとは思っていなかったので、それがとても嬉しかったです。
そして何より、このレディーボーデンというアイスクリームに、クリエイティブチームの「たくさんの方々に手にとっていただきたい」という熱量がそのまま商品に込められていると感じました。いろいろな人たちが長い年月をかけて携わってきた、いろんな思いがこもった味なんだなと。なのでCM撮影現場では、(この味に)再会する喜びと新しい(デザインの)レディーボーデンに生まれ変わっているという発見があったところに、とても魅力を感じました。
――もともとレディーボーデンにはどのようなイメージがありましたか?また今回は「ふわ濃い」というのがキーワードですが、実際食べられて感じたことはありますか?
綾野:子どもの頃、友達の家へ遊びに行くと(レディーボーデンを)出してくれた記憶があります。みんなで分けるアイスクリーム、というイメージがありました。この(商品の特徴である)ふわっとしてる部分もあるから分けやすいですし、そのシェアの形があの柔らかさにつながっているような気がしました。もちろん子どもの頃はそういった意識でいただいてなかったですけれど、今考えると、人でもちろん楽しむことができますし、誰かと分け合うということも今回の撮影で使用した(パイント)サイズならできるので。いろんな方々に、本当に寄り添ってる商品だなと思いましたね。
――実際に撮影現場で食べてみていかがでしたか?
綾野:撮影中、フードスタイリストの方がお客さまに届くような(食べ頃の)状態で僕の手元に持ってきてくれたのですが、想像をはるかに超える「ふわ濃い」で。とにかく美味しかったので、どうやったらこの、ふわ濃い感が伝わるのかなと試行錯誤しました。
スプーンですくった時から、口の中に入って自分の体温と一緒になった瞬間まで、変化の速度がとても速いので、そのような食感も楽しんでいただける商品になっていると思います。
――その「ふわ濃い」ですが、美味しさだけでなく、柔らかさと濃さが表現されています。綾野さん自身における、この“ふわ濃い”エピソードや思い出などありましたら教えてください。
綾野:まさに今日だったなと感じます。基本的に現場って濃い。この商品をとても長い時間をかけて商品研究をする方々や企画を考えているクリエイティブチームなど、そういう方々の想いが商品を通して濃いなと。
そして(撮影が)終わると、レディーボーデンが(一般の方々に向けて)旅立っていくのをただただ見守る側に変わるので、一瞬だけ、その場にいた全員の心が穏やかになっていく感覚がありました。内包してたものがふわっと馴染んでいく感じとも言えるかもしれないです。撮影現場というのは、常にその連続なのかもしれないなと思いました。
――レディーボーデンは、1971年に日本で発売されて50周年を迎えました。今後は51年、52年と変わらず愛される商品として販売されていきます。綾野さん自身が、同じく50歳になっても変わらずもっていたい考え方や指針などはありますか。
綾野:人生は人だ、っていうこと。自分を語る上で、人以外のもので語れることがないです。僕は基本的には発見してもらった側の人間だと思っていますし、例えば自分から今ここに座りたいって言っても座れるわけじゃなく、誰でもない誰かに発見してもらう必要があります。
今回はロッテさんが「レディーボーデンのCMは綾野で良いんじゃないか」という風に発見してくださったわけですが、(人生は)この連続である気がします。そのような瞬間の連続を、やはり大切にしていくということは今後も変わりなく続けていくと思いますし、よりそれがもっと濃くなっていくと思います。
――今回約11年ぶりのTVCMでは、しばらくの間、手にとっていただいていないお客さまにも召し上がっていただきたいという思いがあり「再会」というテーマを設けています。もし綾野さんが、11年前のご自身に再会していたら、どのような言葉をかけますか。
綾野:「良い仲間にたくさん巡り会えるから」と言葉をかけたいです。「そのままで良いよ」とか、「もっとこうしたほうが良いよ」というアドバイスよりも、「良い仲間に必ず会える」と。その仲間と、たくさん豊かな時間を過ごしてほしいなと思います。
――CMをご覧になるみなさんへメッセージをお願いします。
綾野:みなさんこんにちは、綾野剛です。レディーボーデンとの新たな再会と、そしてふわ濃い。この新しい食感に、ぜひ出会ってください。よろしくお願いします。
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