「教えてチョコ先生!」のCMでおなじみの高カカオチョコレート『チョコレート効果カカオ』シリーズを販売している株式会社 明治が、同製品のGI値(Glycemic Index)を測定した。
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールが、血圧低下やHDL(善玉)コレステロールを上昇させ、動脈硬化を防ぐこと。活性酸素の害から身体を守り、アンチエイジングに効果的など、「チョコレートと健康」の関係は知られるようになってきた。
ところが、最近、健康を意識する人たちの間で、関心が高まっているのが食品のGI値。GI値とは、血糖値上昇に対する食品ごとの影響を示すもので、食後血糖値の上昇を示す指標、グライセミック・インデックスの略。現在では、GI値が70以上を高GI、56~69を中GI、55以下を低GIとして、3つに大別されている。
GI値が低いほど血糖値はおだやかに上昇し、GI値が高いほど血糖値が急激に上昇する。血糖値の急激な上昇を抑えたい人は、低GI商品を摂ることが望ましい。
チョコレートのGI値は、一般的には高いと思われているが、実は、その種類によって様々な値が混在している。
そこで、高カカオチョコレート『チョコレート効果カカオ72%』と『チョコレート効果カカオ86%』のGI値測定をオーストラリアの大学に試験委託を行った結果、『カカオ72%』のGI値が29で『カカオ86%』のGI値が18と両製品とも低GI食品であることが分った。
上記のことを踏まえて、「予防医療コンサルタント」「一般社団法人ラブテリ代表理事」の細川モモさんは、「働く現代女性の新常識!“間食で栄養マネジメント”~間食と低GIチョコの幸せな関係~」をレポートしている。
Will Conscious Marunouchi実行委員会が2014年に大手町・丸の内・有楽町など首都圏で働く20~30代女性就業者を対象に調査した結果、朝食欠食率は36%だったという。
「寝る時間を確保したいし、ダイエットにもなるから」と、朝食をとらないと栄養失調を招きやすくなるだけでなく、その頻度が減ると血糖値が急激に上昇するリスクを抱えることになるという。血糖値が急激に上昇すると体は血糖を脂肪として蓄積しようとしたり、糖化という老化現象が起こりやすくなる。つまり、多くの女性は、食べないほうが肥満につながらないと考えているが、実際は朝食欠食者の方が肥満傾向にあるのだ。
そこで、間食のススメだ!これまで間食は甘いものを食べてリラックスしたい半面、食べると太る、肌が荒れるといった罪悪感を伴うものだった。そこで、不足しがちな栄養素を補う「補食」と考える。
Will Conscious Marunouchi「まるのうち保健室」の調査では、働く女性に共通して不足しがちな栄養素として、食物繊維を挙げている。チョコレートにはその食物繊維が豊富に含まれているほか、不足しがちなマグネシウムも含まれる。また、高カカオチョコレートにはカカオポリフェノールが豊富に含まれているのも間食には大切なポイント。ストレスなどで体内に溜まる活性酸素と戦ってくれるポリフェノールは、体内に蓄積することができないため、その意味でもコンスタント(具体的には1日3枚から5枚を目安)な摂取が望ましい成分だ。
チョコレートを食べるとその美味しさに幸せな気持ちになるが、高カカオチョコレートは、美味しい・不足しがちな食物繊維やマグネシウムを補える・血糖値を上げない低GI食品であるという3つの要素を兼ね備えており、働く女性の仕事と食生活を支える上で、とても嬉しい発表だと思いますし、高カカオチョコレートを少しずつ食べる習慣が生まれることを期待していると結んでいる。
出典「Will Conscious Marunouchi「まるのうち保健室」調査」Copyright© 2015 三菱地所株式会社・一般社団法人ラブテリAll Rights Reserved.