3月3日の耳の日にあわせて、株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)は、「聴覚に障がいのある方の日常の不便さ」をテーマにした体験イベント「33(みみ)展 by For ONEs」を3月1日~3月3日までの3日間、東京・六本木ヒルズ 大屋根プラザで行っている。
内閣府「平成27年度障がい者施策に関する基礎データ集」によると、日本の18人に1人は聴覚に何らかの困難を抱えているという。そこで、このイベントを通じて日常生活の中で、音を「聞く」ことがどれだけ重要なのか、「聞く」ことができないときに、生活の中には一体どんな不便があるのかということを体験することで、「聞く」ことと「伝える」ことの多様性を改めて考えるきっかけの場になればとの想いから企画された。
そこで、聴覚に障がいのある人の聞こえ方を再現して、健聴者に疑似体験してもらうコンテンツを用意している。ひとつめが、「耳年齢チェック~あなたの耳は、何歳の耳?~」で、10代~80代までの8体のオブジェが並ぶ。各オブジェの耳当ての場所に耳があたるようにして立つ。そのスピーカーから音が流れ、聞こえるか聞こえないかで、自分の耳年齢が何歳かをチェックできるというもの。
ふたつめが、『「聞こえづらい」を聞いてみよう』で、「聴覚に障がいのある方の実際の聞こえ方」を体験出来る上映会。カフェや電車内でどんな風に過ごし、感じているのかを体験。映像コンテンツを通して、日常の中で健聴者と聴覚に障がいのある方の聴こえ方の違いを知っていただき、聴覚に障がいのある方の生活の不便さを感じてもらおうというもの。
そして、特に注目なのが3つめで、聴覚に障がいのある方をサポートする取組みの一つとして、3月1日に提供開始するドコモの『みえる電話(R)』を使った、落とし物センターのオペレーターを疑似体験するというコンテンツ。
これは、健聴者と聴覚に障がいのある人が通話をしている。健聴者が話した内容が双方のスマートフォン画面上にリアルタイムで文字表示さていくサービス。聴覚に障がいのある人は、文字表示された内容を確認しながら「文字を打って」通話を行うことができるため、安心して電話を利用できるというもの。また、ドコモのネットワーク上で通話音声の認識処理を行うため、通話相手はアプリの準備が不要。
https://www.nttdocomo.co.jp/service/mieru_denwa/
■イベント概要
日時 :3月1日(金) 13:00~18:00
3月2日(土)3月3日(日)11:00~18:00
会場 :六本木ヒルズ 大屋根プラザ
(〒106-0032 東京都港区六本木6-10-2)
体験コンテンツ
(1)耳年齢チェック 〜あなたの耳は、何歳の耳?〜
自分の耳年齢が何歳かをチェックできる10代から80代までの8種類のフォトジェニックなオブジェを用意。健聴者が日常生活ではなかなか意識をするきっかけがない「聞こえる」ということに興味を持っていただくきっかけとなるコンテンツです。
(2)「みえる電話」で、「落し物」探し
聴覚に障がいのある方をサポートする取組みの一つとして、3月1日に提供開始するドコモの「みえる電話」活用したコンテンツ。落し物センターのオペレーター役として聴覚に障がいのある方からの問い合わせを疑似体験していただき、 「みえる電話」のサービスを体感いただくコンテンツです。
(3)「聞こえづらい」を聞いてみよう上映会
「聴覚に障害のある方の実際の聞こえ方」を体験出来る上映会。映像コンテンツを通して、日常の中で健聴者と聴覚に障がいのある方の聞こえ方の違いや、聴覚に障がいのある方の生活の不便さを社会課題のひとつとして感じてもらうきっかけとなるコンテンツです。