元横綱の貴乃花光司氏(46)が20日、都内でふるさと納税サイト『ふるなび新CM発表会』に登場した。
株式会社アイモバイルの運営する『ふるなび』の新CMキャラクターに貴乃花氏を起用。22日より『書道 ふるなひ』篇、『書道 ふるなぴ』篇に出演する。貴乃花氏にとって、引退後初単独CMとなっておりふるなびを“ふるなひ”としたり“ふるなぴ”として「間違っちゃった」や、ツッコミに「ばれた?(笑)」など、お茶目な姿も見せている。
会場では貴乃花氏のしたためたという『ふるなび』と入ったTシャツが配布される珍しいものに。そんななか、和装姿で貴乃花氏は会場に現れた。
今回の出演は同社の理念と貴乃花氏自身の「地域活性というか、ふるさとを思う気持ちを感じられて、いい思い出になりました」という。
CM撮影では「和装になりまして、背筋が伸びる思いでした」と、久々だったという和装だった気持ちを話す貴乃花氏、「少し恥ずかしいなって思います。CMって機材とかすごいなぁって思って、その完成をはじめて拝見していい思い出だなって。撮影所の空間が控室からみなさんが気持ちをほぐしてくださって、途中も楽しく後も楽しく、1日楽しかったです」と、振り返った。
CMでは“ふるなぴ”としたためているが、これは何個かの候補から貴乃花氏がチョイス。なぜ“ぴ”を選んだのかへ、「ユニークで可愛らしいじゃないですか。それに、1つ2つ間違えて3つ目で成功するというのもお相撲のセオリーなので」と、笑っていた。
イベントでは、CMと同じく書道も披露。「書道は習いに行ったことがなくて」と、はにかむ貴乃花氏だったが、大勢の記者を前に『挑』としたため、「CMもそうですし、いろんなことに挑戦したいと思っています」と、前を向いた。
イベント後半には茨城県境町長の橋本正裕氏を迎え境町の返礼品であるお米を食して、幸せそうな笑みを浮かべたり、『貴乃花道場』とはまた違った取り組みで今後展開する『土俵プロジェクト』第1弾となる場所の北海道白糠町の棚野孝夫町長とのトークの際は、「全国どこに行きましても、子供の笑顔は大人を笑顔にして、土俵という1つの空間で汗を流して、裸足の心で裸足の文化を培ってほしいという気持ちでやっております」と考えを披露することも。そんな貴乃花氏だったが、ゲストが登場するたび1人1人頭を深々と下げ、礼儀正しさを見せる一幕もあった。
その後、記者からの質問にも答えていくこととなり、CMを機に俳優としてのオファーが来たら?との問いかけに、「いや無理だと思います。CMも今回でめいっぱいですよ。オファーが来ても断ります」と、苦笑いすることも。日常で挑戦したいことはないかとの問いかけにも「あんまり趣味が少ないと思いますけど、旅行するのもいいなぁと。東京にとどまらないで周ってみたいなって」と、思い浮かべることもあった。
ほかにも、ふるさと納税のことを問われ、「まだないんです。土俵プロジェクトで伺う、北海道からはじめようかと思っています。お米が基礎なので、お米をもらえると嬉しいですね」という貴乃花氏。では、一緒に食べたい方はいないかと問われると、「常にそばに居てくれるスタッフですね」と、周囲への感謝し、そこから「新恋人の発表はありますか?」との問いかけには「ないです。本当にないです」と、笑いながら即答していた。
「こういう機会を得て多くの方とお仕事をしていきたいと思っています」と、気持ちを語っていた。