タレント・関根勤、関根麻里父娘が4月10日に都内で『「遠くはクルマ、近場はウィル」移動の新習慣発表会』に登場した。
電動車椅子事業を営むWHILL株式会社が、歩きづらさを感じている方が全国に1200万人いるというデータや、シニア世代の免許返納が2019年から減少している理由に着目。徒歩5分ほどの近場への移動が面倒という結果から、同社では“近距離モビリティ”を提唱し、ライフスタイルや状況に応じて免許不要で歩行領域を走行できるウィルをアピールし、1つの選択肢を提案をするというもの。麻里は2年前に同社のイベントに出演し、ウィルを勤に贈っており、引き続きゲストととなった。
さっそく、2年前からアップデートされた最新型のウィルにも試乗。2人で狭いところでも切り返しができるところもアピールし、勤は「楽しい!」と声をあげつつ、「自動車だと車庫入れ、縦列駐車は難しいんですよ。でも、ウィルだと操作もすごくわかりやすいです」と声をはずませる。さらに、勤は急勾配の坂は大丈夫かと尋ねたところ司会から、富士山の5合目も登れるほどの結果(斜度10度まで可能とのこと)を伝え、そのパワフルさに驚く様子を見せていた。
以前出演したときに麻里の娘で勤にとってはお孫さんの話題で盛り上がったそうだが、そこから2年経ち、麻里は「前は必ずベビーカーだったのが使わなくなりました。4歳になって出かけるのも変わってきましたね」と、ときの経過に目を細める。
ちなみに、麻里宅と勤宅はとても近いそうで勤は「ほとんど毎日行ってます。麻里が結婚して近くに住むと分かっていたから結婚式では泣かなかったんです。きのうと同じ日だなって思って。だって悲しくないもん!お婿さんが増えるんだから嬉しいじゃんと思って」と、エピソードを。
さらに勤は“どぅどぅ”と呼ばれている4歳のお孫さんに麻里に内緒でチョコレートケーキを孫にごちそうしていたのだとか。勤は「『ママはいつも半分こだけど、“でぅでぅ”だと1個食べれる』と喜んでくれて」と、かわいがっている様子を窺わせる。しかし、勤は「口止めしても母親にすぐ言ってしまうんですよ~」と苦笑い。なんでそうしてしまうのかへ、「4歳で社会に接しているからストレスが多いんです」と、大仰な理由を挙げて報道陣をほんわかさせる。
「どぅどぅ甘々問題」という麻里だったが、家族のなかでパワーバランスは勤が最下層なうえに、「(飼っている)犬でも僕を下に見てます。妻と散歩するときは横にピタッと横を歩くんですけど、僕のときは引っ張って行こうとするんです。そうしたら近所の方に犬を2頭飼っていると思われちゃって(苦笑)。でもねぇ、そういう甘い僕を犬は好きでしたよ。『すぐ餌くれる』と思ってるだろうから」と、マイペースに話し、会場を爆笑の渦に包んでいた。
ほかにも、徒歩のトークとなった際に、勤は2016年2月に冠動脈狭窄の手術をしたことを振り返り、徒歩を意識していることへ「62歳のときに心臓が詰まってしまって、それも兼ねているんです」と、事情も説明していた。
そして麻里から「生活に取り入れようとか楽しみになりました」といえば、勤から「僕の年齢に近い人は、免許返納しますよね。そうすると徒歩範囲でしか動かなくなりやすいですが、これがあればいままで車で行ったところは、これで行けるので、免許返納はやりやすくなるのではないかと思っています」と、普及への期待を寄せていた。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ