中島健人『しょせん他人事ですから』【推しの子】、銀の匙作品大切にしたり縁を繋ぐ姿

中島健人『しょせん他人事ですから』【推しの子】、銀の匙作品大切にしたり縁を繋ぐ姿2

(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 “ケンティー”の愛称で親しまれる俳優・中島健人が7月17日に都内で『京成スカイライナーご利用5000万人記念式典』に芸能事務所ホリプロのマネージャーで大の鉄道ファンで知られる南田裕介氏とともに出席した。

 京成電鉄株式会が、2010年7月の成田スカイアクセス開業とともに運行を開始した3代目『京成スカイライナー』の利用者数が今年6月9日をもって累計5000万人を突破したことを記念したもの。中島は2019年10月より京成電鉄株式会社京成スカイライナーCMキャラクター“京成王子”を務めていることからゲストとなった。

 京成電鉄をイメージしたブルーに金髪をあわて登壇し「京成コントラストという、そういうワードをきょうはちょっとみなさんにギフトしたいなと思ってます」と、世界観全開なあいさつから。CMキャラクターを務めるようになり、「京成スカイライナーさんに携わらせていただくようになってからエスコートという言葉を大切に僕のこの人生の命題としてきました。そこで本日はみなさんの素敵な時間にエスコートできたらいいなというふうに思ってますので、よろしくお願いいたします」と、ニッコリ。

 ちなみに司会から髪色が主演ドラマので「ぜひ教えてください」と請われたことから「言っちゃっていいんですか?」と話しつつ、7月19日から放送となる自身主演のドラマ『しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~』を挙げ、「金髪の弁護士で風変わりな ご紹介させていただいています。その中で毎日スーツを着ているんですけど、いまも現状スーツを着ているんですが、本日の京成ブルーを身にまとうとあらためて帰ってこれたなっていう安心感がちょっとあって。今とても嬉しく思っております」と、ドラマでのスーツとの違とともにしっかりアピール。

 CMキャラクターを務めるようになり「この間、お仕事でインドに行かさせて頂いて。帰国した際に成田空港について、京成スカイライナーの大きな ポスター宣伝広告を見させていただいて、あらためて感動したんです」ということもあったそうだ。

 トークパートでは5000万人達成にCMキャラクターを務めていることもあり「僕自身が携わっている京成スカイライナーがこれだけ多くの方にご利用頂けているってことは、すごく幸せです。僕自身も京成電鉄のみなさんに敬意を表したいなって思っています」という。同席していた京成電鉄株式会社 代表取締役社長の小林敏也氏もこれにはニッコリで「中島さんといったらいいのか、健人くんと言ったらいいのか。でもわれわれとしてはケンティーというべきなのか(笑)。5000万人の中には中島さん自身も入っているということも嬉しいです」と伝え、中島も「こちらこそ光栄です」と笑顔を返した。

 今後京成スカイライナーに期待したいことへは「いつまでも優しくクールにジェントルに、 すべてのお客さまをエスコートして頂きたいなって思います」と、話すとともに「きょうは隣に運転されている(運転士の)塚本さんがいらっしゃっているんですけど、日々素晴らしいお仕事をされてると思うので、これからも日本中のお姫さまをエスコートしていただけたらなっていう風に思います」と、お願いしていた。

 イベント中には中島の京成スカイライナーの乗車を収めたプライベート写真3枚がお披露目。1枚目は帽子をかぶりつつ、京成電鉄の券売機を前に切符を買おうとしているもの。「京成スカイライナーを直に感じたいなって。マネージャーさんとかに任せず、というか誰にも任せず、自分でちゃんと券を買うっていうことをまずやってみよう。そこからこう、物語が始まる気がするので、この工程も大切で」と、自身のこだわりの1枚なのだとか。

 2枚目は京成スカイライナーの先頭車両と自身の全身写真を収めたもの。これに同席した運転士の方が「自分が担当してるスカイライダーにケンティーさんが乗っているかもしれないって思うとドキドキしますし、これからももしかしたら乗る機会もあると思うので、気を引き締めたいと思います」と、魅了する結果に。

 そして3枚目は顔が隠されている男性との2ショット。「あの~、僕のダディです」と父親のもので「僕の父親がちょうどこの日一緒に来てくれて一緒に写真撮ろうかって。偶然なのか分からないんですけど、父も京成ブルーなんです。おそろいブルーでスカイライナーに乗車しました」というショット。ちなみに「父もシチュエーションだったりそういうの結構大切にする方ではあるんです。やっぱこう、京成ブルーをちゃんと尊重したような、そういうファッションで来てくれたのかなって思います」と、振り返っていた。

 そこから、今夏行ってみたい場所は?というトークが。けど、今年の夏は「やはりパリですかね。パリに行って、ちょっとオリンピックでも見に行きたいなっていうふうに思います」と希望をあげる。そこから、「10年ぐらい前に、ちょうど映画(『銀の匙 Silver Spoon』)で馬との仕事やらせて頂いたんです。その時、馬術の先生に 『オリンピックで馬術出れるよ』と1度言っていただいたことがあったので。結局、プレイヤーとしては出れないんですけど、観客としてパリで馬術を見たいなというふうに現状思ってます」と、希望を。司会がそのときの日本国内の移動手段は?と振り「京成スカイライナーで成田空港に行って(笑)」と、“言わされた”感こそあるもののノリノリだった。

 続けて、個人活動などに移った中島が次に成し遂げたいことは?という問いかけがされ、「僕自身スカイライナーと出会ってから、 国内外でのお仕事もすごく見据えるようになって。で、今年に入ってアニメお仕事の主題歌(キタニタツヤとのユニット『GEMN』による【推しの子】主題歌「ファタール」)をやらせて頂くようになって。いろいろと外国の方にも楽曲を聴いていただく機会が多くなってきているので、次は国内だけではなく、国内外でしっかりとライブパフォーマンスをしていくというのが、次に僕が成し遂げたい目標です」と、高々と掲げていた。

 イベントでは、5000万人記念ロゴの発表セレモニーも行われ小林社長と中島がロゴをアンベール。さらには、5000万人記念ライナーの出発式として成田空港駅と中継でつなぎ、中島の合図で記念ライナーが発車となっていたが京成スカイライナーの車両を見て「やっぱり世界で1番美形の車両ですね。すごい素敵です」とうっとりする一幕もあった。

 そして中島から「京成スカイライナーさんと関わらせていただいて、長い時間が経つ中で、僕自身もこの季節に新たなスタートを切りました。5000万人記念の“出発進行”という言葉と同時に、自分の気持ちもさらに加速して未来に進んでいこうというふうに思っております。日本と海外をつなぐ世界で1番素晴らしい車両だと思っています。コロナ禍があけ始めてから、日本と海外、よりこう相互につながりだす、そういう時代をこれから迎えていくと思います。なので、ほんとこのスカイライナーだったりとか、飛行機だったり空港だったり、それを使用する方々がどんどん増えていく中で、 1番の中心にこの京成スカイライナーがいてくれたら僕も心から嬉しいですし、光栄に存じます。京成スカイライナーのこれからの未来が明るくなるように僕も願っております。一緒に走っていきたいと思います」と、メッセージを寄せていた。

 イベント降壇の際には小林社長が小走りに壇上に上がり中島に握手を求める。中島も笑顔で握手に応じると、2人一緒に頭を下げて髪が当たってしまいそうな近距離で、しばらくの時間握手をかわし、丁寧に縁を繋いでいく様子を見せていた。

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ