東京都は、2020(令和2)年4月14日(火曜日)に報道した、 都立墨東病院における新型コロナウイルスの感染者の発生について、その後の対応状況を報告した。
1 PCR検査の結果について
(1)患者Cについて
2020(令和2)年4月15日(水曜日)陽性と判明。 本日、感染症専用病棟に転棟し、現在の症状は中等症。なお、患者Cは4月初旬に入院し、入院中に、発熱・咳・咽頭痛が生じている。
(2)職員42名について
2020(令和2)年4月14日に20名の検査を実施し、15日午後6時現在14名の結果が判明し、陽性2名、陰性12名を確認した。
2 陽性者の概要
職員1(都内在住の30代、女性看護師(常勤)) 現在、症状はなし
職員2(都内在住の50代、女性看護補助専門員(会計年度任用職員)) 現在の症状等は、一時発熱があったが、現在は解熱し症状なし
3 現在判明している事実
・職員1は、本日、当院の感染症専用病棟に入院し経過を観察中である。
・職員2は、現在、自宅療養中であるが、明日、当院の感染症専用病棟に入院予定である。
・この職員2名は、患者の診療や処置を実施する際はサージカルマスクの着用及び手指消毒等の標準予防策を実施していた。
・所管保健所に指導を仰ぎながら調査を行っているが、 現時点では感染ルートは不明である。
・当該病棟の入院患者で現在症状を訴えている方はいない。
4 対応状況
・職員42名のうち、残り22名の職員については本日検体を提出しており、14日に検体を提出し結果待ちの6名も含めて、明日以降、結果が判明する予定
・陰性と判明した職員については、陽性者と最後に接触した日から14日間は自宅待機を継続
・当該病棟に入院中の他の患者に対しPCR検査を実施するとともに、健康観察を継続
・病棟の手すり、ドアノブ等の高頻度接触面の消毒を継続
・引き続きサージカルマスクの着用及び手指消毒等の標準予防策を徹底
5 今後の診療体制について
・本日、陽性が判明した職員及び患者は当該病棟に限定されていることから、昨日と同様、 当該病棟の受入れ制限を除き、外来及び他の病棟の診療は通常どおり継続する。
・診療体制については、 職員42名のうち、 残りの28名の検査結果を踏まえて決定する。