赤江珠緒アナ4月に新型コロナ罹患の際は「かかりつけ医の方も尽力してくださってそれはとっても心強かった」仕事に行くかの選択も相談エピソード……デーモン閣下らと「上手な医療のかかり方」をトーク

赤江珠緒アナ4月に新型コロナ罹患の際は「かかりつけ医の方も尽力してくださってそれはとっても心強かった」仕事に行くかの選択も相談エピソード……デーモン閣下らと「上手な医療のかかり方」をトーク6

 フリーアナウンサー・赤江珠緒、アーティスト・デーモン閣下らが16日、東京・霞が関の厚生労働省内で『新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行に備える「上手な医療のかかり方」特別対談イベント』に出席した。

 新型コロナウイルス禍における上手な医療のかかり方にかんするトークを行うというもの。トークでは迫井正深厚生労働省医政局長から3つのメッセージが寄せられ、1つ目は、過度な受診控えは逆に疾患のリスクを高めたり予防接種を受けられず健康管理できないということがあるため意識をして考えてほしいということ、2つ目は医療機関が防御策をとっており専門家は感染拡大防止をとっているのでその点は相談をしてほしいこと、3つ目は日常的に医療の相談に乗ってもらえるようなかかりつけ医を持ってもらいたいということを挙げた。

 赤江アナは「印象的だったのが、受診を控えるのは感染するのが怖いからという心情と、これぐらいの病気なら医療現場の方が逼迫(ひっぱく)するから、遠慮したほうがいいのではと思われる方もいると思うんです。そういって、良かれと思って行動したことが、かえって医療現場の経営を圧迫しているんだと伺って。バランス良くやっていかないと、これぐらいだったら大したことないから、どうしたら良いのかとか。予防接種ワクチンも、どのタイミングで行くのが良いのかとか、今年はとくに難しいよねと、お友達と話しているんです」と、一筋縄ではいかない問題に直面しているという。

 赤江アナといえば今年4月、夫婦2人ともが新型コロナウイルスに感染。自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組『赤江珠緒 たまむすび』(TBSラジオ)で逐一、病状や現状、メッセージなどを発信し続けたことでも知られている。それだけに、「私自身は罹患した経験がありますけど、この病気は人によって症状にあまりにも、差があると。個人個人で差があって、その差があるだけに、プラスアルファで人同士のコミュニケーションのとり方とか、この病気にどう向き合っていけば良いのか難しくて、厄介な病気だなと思いますね」と、しみじみ。

 そんな赤江アナへ、デーモン閣下は「初めて罹患した人と話すけど、どんなふうになった?」と、深堀りすると、赤江アナは「私自身な中等症というレベルだったんです。カラ咳と37.5分の微熱が続く感じでした。判定前から、そういう症状が出ていたのですけど、夫は39度を超える熱が出て保健所の方に相談したところ検査になって、肺炎も起こしているということで重症レベルでしたから、すぐに入院して。私はその後検査して、微熱とカラ咳をしていたので結果が出る前から、たぶんそうであろうと思っていました」と、当時のことを話す。

 さらに、デーモン閣下は赤江アナへその体験を通じて「どういう点に注意していくのがいい?」と意見を求めると、赤江アナは「結局、私が陽性が出たときに、娘は陰性だったんです。陰性・陽性で親子で分かれてしまったので、保健所に連絡している中で、親子は離したほうが良いと言われたんです。ですが、子供は2歳だったので、どこにも預ける先がない。すぐに病院に入院しても、入院先で子供をお世話するには、いろんな荷物を持っていかないといけないし難しいと。とりあえず、そこまで症状が悪化しない限り、家で隔離生活をさせてもらえないかとお話して、保健所の方もそうしましょうと言って頂いて、しばらく家で隔離させてもらっていました。私自身としては、インフルエンザの方もっと高熱が出てキツイ面がありましたけど、この病気は隔離が必要な闘病生活ですので、ちょっとだけ熱があって寝たくても、育児をしないといけない。それと自分がいないと生活がまわっていかないという人を抱えている場合にこの病気とどう向き合ったらいいんだろうと感じましたね」。

 続けて、デーモン閣下は、「いまの話のなかでは保健所の方とやりとりされていたわけだけど、きょうのテーマはかかりつけ医を作ろうという話です。そういうお医者さんはいたんですか?」と尋ねると、「私が罹患したのは4月の上旬くらいで保健所の業務が逼迫していて、みなさんもご存知だったと思いますけど、保健所に連絡がつくのが難しいという時期で。私もよくかかっていた、かかりつけ医の耳鼻科の先生に相談して、その先生が『自分から保健所に連絡をとってあげる』と言ってくださって。そういう意味では、自分だけではなく、かかりつけ医の方も尽力してくださってそれはとっても心強かったですね」と、かかりつけ医の先生にも助けてもらったエピソードを披露。

 さらに、かかりつけ医とのやりとりへ赤江アナは「そもそも自分の症状が出るか出ないかのときに、1回、社会生活を止めようというふうになるじゃないですか。いまは結構それが当たり前になっているのですが、当時は私もレギュラーのラジオ番組を持っていて、それほどまだ熱も出ていない、咳はあったとはいえそんなに症状が出ておらず陽性判定も出ていない中で、仕事に行かなくていいんだろうかという悩みがありました。『これで行かないのでいいのか』ということも、かかりつけ医の先生に相談したところ、『赤江さんそれはぜひ止めたほうがいいです』と言われて、根本的な相談に乗って頂きました。子供もどうしたら良いかというのを、結局先生から保健所に連絡がついてということもあるんです」と、迷って選択する際にお世話にもなったそうだ。

 イベントでは、普段かかりつけ医がいない方への自治体の方策も議題に挙がり、自治体側としては充足させる方向で動いているということが伝えられていたことに、赤江アナは「ちょっと安心しました。最初の窓口であるかかりつけ医の方のレベルの医療現場というのが充足にあるというのは、かかっていない人間からすると、本当に安心するだろうなと。それと私自身もかからないようにするのがもちろんベストだとは思いますけど、それでもかかってしまうのが厄介な感染症ということもあって。自分がかかったときも、この先がどうなっていくのかわからないという点が1番不安だったんです」と、心情を話すこともあった。

 そして赤江アナは「きょうお話しているなかで思い出したんですけど、私自身、娘のインフルエンザの予防接種をしないとと思って早く病院に連れいったんです。そのときに病院の先生から『日本脳炎のワクチンを(娘さんに)そろそろ打たないといけないですよ』と言われたんです。“ああそうでした!”と思って。自分も無意識のうちに目の前の新型コロナウイルスに気を取られている感じがすごくあったんだなって思います。そういうところを冷静になって、かかりつけ医や利用できるところをちゃんと利用させて頂いて向き合っていきたいなと思いました」と、話していた。

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