女優・志田未来(27)が9日、都内で『2021年 看護の日トークイベント~だから、私は、看護を選ぶ。~』にスペシャルゲストとして登場した。
フローレンス・ナイチンゲールの誕生日5月12日にちなみ、毎年その日は『国際ナースデー』となっており、『看護の日』は日本で制定された同記念日の名称となっている。現在、日本では医療や介護の提供体制を維持していくために、18歳の18人に1人が、職業選択の場面で「看護」を選ぶ必要に迫られているという。そこで、202 年の『看護の日』は、若年層を中心に、より幅広い世代に看護職の魅力を啓発するため、“だから、私は、看護を選ぶ。”をコンセプトに展開することとなった。
志田は『看護の日』について「今回のトークのお話を頂いて、初めて知ったんです」と、率直に明かしつつ「でも、コロナ禍のなかで、医療従事者の方々が大変な思いをされているのを見ていました」と、何か力になりたいと感じるようになったそうだ。
トークショーは、看護学生2人と認定看護師、志田の4人で行い、ICU(集中治療室)の様子を収めたVTRを観てその内容が紹介。さらに、認定看護師の方へなぜ看護師を目指したのかという質問にかけ、志田へはなぜ女優を目指したのかとの問いかけがあり「6歳のころに、このお仕事を始めたんですけど、最初は女優さんになりたいとか、大きなものはなく、お母が勧めてくれたからだったんです。ですが、この仕事をしていくうちに、魅力とか、達成感を感じられるようになって、ちゃんとした女優になりたいと思うようになって」と、気持ちが変わっていったという。
さらに、看護学生2人からも志田へ向けて質問が飛ぶことも。医療系ドラマで大変な部分は?との問いかけに、「専門用語が難しくて、慣れているように話さなければいけないのが難しかったですね。それと、寄り添うようなセリフの話し方と、専門っぽく見えるような話し方も気をつけていました」と、さまざまに苦労もあったよう。
続けて、プロフェッショナルを目指すうえでの心構えは?との問いかけに、「初心を忘れないことはずっと大切にしています。役を頂いたからには、自分が思っている以上の力を出す。1度お仕事をしたスタッフさんたちに、もう1度お仕事をしたいと声をかけて頂けると嬉しいので、もう一度呼んで頂けるようにと思いながら演じています」と、伝えていた。
そして志田は、「このトークに参加させて頂いて、私が思っている以上に看護師のお仕事は大変で、プロフェッショナルな現場だなと実感しました」といい、看護学生へ向けては「私たちが看護職の方とお会いするときって、だいたい私達が肉体的にも精神的にも弱っているときが多いんですけど、そんなときに看護師さんのかけてくれる言葉とか、笑顔とかにいつも救われています。看護師さんの存在自体が安心感につながりますし、本当に希望です。どの職業でもそうですが、道のりは楽しいことばかりではなく、大変なことばかりだと思いますが、たくさんの仲間と出会って、いろんな経験をして、そして自分の理想とする看護師像をみつけて頑張ってください」と、エールを送っていた。