ダンス＆ボーカルグループ『EXILE』松本利夫、アイドルグループ『TOKIO』城島茂らが3日、都内で『ストップ・オレオレ詐欺47～家族の絆作戦～』プロジェクトチーム 決起集会2021に登場した。
『ストップ・オレオレ詐欺47～家族の絆作戦～』プロジェクト、通称・SOS47は、2018年より、全国47都道府県警察と連携し、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺などの特殊詐欺に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝えるなど、特殊詐欺被害を防止するための広報啓発活動として展開しているものとなる。
この日は、特別防犯支援官を務める2人のほかに、モデルで女優・飯豊まりえ、落語家・吉原朝馬、『乃木坂46』山崎怜奈、『AKB48』向井地美音、『SKE48』斉藤真木子、『NMB48』小嶋花梨、『STU48』石田千穂、伍代夏子、そして特別防犯対策監として杉良太郎も出席した。
特殊詐欺撲滅へ向け城島は、「3年ほど活動させて頂いていろんな地域に伺わせて頂いて、各イベントなどで呼びかけをしてまいりました。最近では千葉の幕張のショッピングモールの方で呼びかけさせて頂きました。家族連れやいろんな世代の方が集まっていたので、いろいろなことを伝えられたのではないかなと思います。ですが、それは一部でしかありません。日本全国この活動を伝えられたらと思っています」と、意気込みを。
松本は、「自分もこの活動を約3年務めさせて頂いて、特殊被害の詐欺は年々下がっているとはいえ、新たな特殊詐欺が生まれてくることに対して今後考えていかないと行けないなと考えています。1人1人がそのことを考え、被害の多くは高齢者ですが、若者の方にも心がけて頂きたいなと思います。これからもお力添えお願いします」と、呼びかけた。
さらに、高齢者への特殊詐欺を防ぐためにはどうしたらいいかという質問に、城島は「高齢者の方の一人暮らしというので、孤独感というのと人となかなか話さないということで、ぬくもりに飢えますよね。怪しい電話と思っても、息子だと名乗られると普段より判断能力が落ちることが落ちて見えなくなると思うんです。私の母も70ですが認知症ということも遠い未来じゃなく、現実的なものなのかなと思ったりするんです。いろんなことを気をつけやと言ったことを忘れてしまう。そんなときに家族間でのコミュニケーションを密にする。詐欺のニュースを出して、気をつけてと促したり、とにかく家族の体調やいろんな状況の変化に気づいてあげられる自分でいること。そうして気づきあえる家族。行政や地域の取り組みもあると思いますけど、まずは身内の中で身内を守る。ここがサポートの第1歩なのかなと思います」と、意見を伝えた。
そして松本は これまでの本活動を振り返って松本は、「この活動を3年やらせて頂いて感じるのは年々、特殊詐欺の件数自体は減っているのかなと感じています。その中で新しい手口が時代によって変わっていくのだなと思っています。最近は還付金詐欺が見られている中で、時代に対する詐欺が考えられたらなと思います。1人で考えずに、近隣の方もそうですが、誰かに相談する、警察に相談する、家族に相談するのもいいと思います。高齢者を守るということは、一言でも声をかけることで1人の高齢者の方を救える可能性があるということを感じて頂きたいですし、いずれ自分も高齢になるというときが来ると思いますし、その時代に合わせて、特殊詐欺の対処法を考えていきたいと思います。そんなときに、みなさまのお力をお借りすると思いますので、よろしくおねがいします」と、呼びかけた。
