タレントで歌手・中川翔子(37)が11日、都内で「5月17日は『高血圧の日』、猫にも高血圧症がある!」イベントに東京猫医療センター院長・服部幸氏とともに出席した。
動物用医薬品メーカーのベーリンガーインゲルハイムアニマルヘルスジャパン株式会社主催。イベントタイトル通り、猫の高血圧症があることを認知してもらうためのもの。日本高血圧学会と日本高血圧協会により、毎年5月17日を「高血圧の日」と制定していることに合わせている。
猫は、高齢になるにしたがって腎臓病の罹患率が高くなり、それが死に至る大きな要因の1つになっている。最近の研究結果を基にした国際的なガイドラインにおいても、高血圧症が腎臓病の引き金になっている可能性が示されているという。高血圧症は悪化するまで症状に気づくことが難しく、腎臓病などの深刻な症状が出て診断されるケースが多いのが実態となっており、猫の若年期から早期発見・早期治療をすることが重要となってくることなどがアナウンスされた。
中川は愛猫家で知られ現在も9頭の猫と暮らしており、「猫大好き!中川翔子です!」と、声を弾ませながら登場。「先祖代々みんな猫が好きで、家族のようで、兄妹のようで、親子のようで、いまは子供のようで。無償の愛をくれる存在で、モチベーションになっています。世界中の猫が1匹でも救われてほしいと思って生きています」と、思いの丈をまくしたて、猫の魅力としては、「みんな違ってみんなかわいいんです」と、笑顔が浮かぶ。
さらに、お笑いコンビ『ハライチ』の岩井勇気から「『最近顔が猫みたいになってきたね』といわれて」と言われるまでになったというエピソードや、司会から自身を猫にたとえてもらうと「化け猫ですかね(笑)。いよいよ完熟してきたかなって」と、楽しげだった。
そんな猫好きの中川でも、猫の高血圧については、「血圧ってあまり気にしたことがないというか。猫は苦しい辛いというのを出さないじゃないですか。血圧ってあまり聞かないですよね。病院にかかったときに測ってもらったことがあるかもしれませんけど、頻繁に測ったりはしていないです」と、意識していなかったそう。
ここで服部院長が猫の高血圧を取り巻く現状として「高血圧にならないようのは難しいですし、血圧の高さを見極めるのも難しいです」と明かしつつ、そのなかでも「ですが、腎臓病かどうかは比較的分かりやすくて、お水の飲む量が増えて、おしっこの量が多くなるというのは慢性腎臓病の典型的なサインです。そこはよく観察してもらって、お水を飲んでおしっこが多くなっているというのは気づけると思います。そこをとっかかりにして血圧高いかもと。もう1つは目です。目を合わせたときに『何かが変?』とか違和感を感じたり視線が合いにくいなと、そういうちょっとした違和感を大事にして頂けると早く発見できる可能性があるんじゃないかなと思います」と、ポイントを挙げる。
これを聞いて、多頭飼いしている中川としては「トイレの多い少ないとか、血尿が出ている子は誰なのか分からなくなりがちなので、そこは気をつけていかないといけないなと」と、意識をすることも。さらに、中川から服部院長へ「何歳くらいから気をつけてあげた方がいいですか?」と積極的に質問し、服部院長からは「8~10歳くらいから気をつけてもらえれば」との目安の回答を引き出すこともあった。
イベント終盤には猫との健康生活目標としフリップに記載してもらうと、『ねこもわたしも「いのちだいじに」』としたため、「『いのちだいじに』はドラクエのさくせんですが、これはいつもこのさくせんでいたいなと思っています。猫たちは毎日無償で愛を伝えてくれます。だけど痛いとか苦しいとか言えませんし、私達がちゃんと見極めてあげること。それと愛の恩返しをするためにも、私達も自身も心も身体も健康で、猫たちのように前を向いて生きていきたいと感じます。健康だからこそ働けるので、ちゃんと食べて寝て、ストレスをためないように、猫たちをかわいがって恩返ししましょう!」と、メッセージを寄せると服部医師からは「言うことがありません。人間も猫も健康であることが大事だなと思っています」と、太鼓判だった。
※中川翔子過去記事
・中川翔子 2025年日本国際博覧会キャラクターデザインの審査に参加し「人生史に残る大変貴重な経験」!松本幸四郎 家紋と役者の関係でたとえ「役者が誕生した」
・中川翔子 しまじろう最新映画は「泣いちゃいます!」や生歌唱で「最高の思い出」!ヒャダインやしまじろうらと一緒にダンスも披露
・諏訪部順一セクシーボイス炸裂の「あなたにもヴェノム見せたい」とお茶目さ全開で中川翔子「生きて来て良かった」!片岡愛之助“カーネイジ化”で登場で声優担当も発表