清涼飲料水『モンスターエナジー』(ハンセン・ナチュラル社)がサポートする平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)男子ハーフパイプ代表の平野歩夢選手(19=木下グループ)が、現地時間1月28日(日)アメリカ・コロラド州アスペンで開催された「X Games Aspen 2018」の男子スノーボード・スーパーパイプで、日本人スノーボーダーとして史上初のX Games ゴールドメダル獲得という快挙を成し遂げた。
大会が行われた晩は-7°台の気温となり、コースコンディションもあまりよくない中でのステージとなった。平野選手は1本目から93ポイントという好スコアと全開モード。
フロントサイドダブルコーク1440からフロントサイドダブルコーク1260を決め、昨年覇者のスコッティ・ジェームスに続く2位につけ、続く2本目には96.66ポイントまでスコアを伸ばし、首位に躍り出た。
他の多くのライダーであれば、ここで安全策をとろうと考えるところを、ファイナルランではさらに自身最高難度のルーティンを披露し、99ポイントと他を圧倒するハイスコアを叩き出して優勝した。
勢いよく滑り出した平野選手は、およそ20フィート(約6メートル)のバックサイドエアを披露すると、フロントサイドダブルコーク1440からキャブダブルコーク1440を入れ込み、さらにフロントサイドとバックサイドのダブルコーク1260を連続で披露しました。
バック・トゥ・バックのダブルコーク1440と1260を連続で決めたのは史上初の快挙で、まさしく平野選手の復活と進化が見られたランとなった。
表彰台から降り、金メダルを首にさげた平野選手は、ほんのわずか微笑みながら、「今晩は勝つことだけを考えて競技に臨みました」と、言葉少なげにインタビューに答えました。
平野選手は、14年ソチ五輪男子ハーフパイプでは、15歳で銀メダルを獲得しているだけに、本大会での偉業とともに、2月9日から始まる韓国の平昌五輪でも日本の代表選手として、その大いなる活躍に期待がもてる。