平昌オリンピックは9日、フリースタイルスキー・モーグル女子の予選を行い、村田愛里咲選手(27=行学学園教)が予選第1ラウンド9位に入り、11日の決勝に進んだ。
村田選手は、前回のソチ五輪では決勝レース前の公式練習でケガをしてしまい棄権。悔しい思いをしているだけに今回のオリンピックにかける思いはひとしおだろう。
30人が予選に挑み、予選1回目で上位10位タイまでの選手は決勝進出が決定。それ以外の選手で予選2回目(11日)を行い、予選1回目、2回目合わせて20選手が決勝(11日)に進む。
9番目で飛び出した村田選手は、第1エアで高難度な技のフルツイストを成功させる。続くミドルセクションでの滑りで、ターンの時にスキー板の裏が見えるなど、やや乱れを見せる。しかし、大きな乱れはなく、第2エアのバックフリップもきれいに決めてゴール。タイムも29.90秒と、30秒を切るまずまずのタイム。
滑走後は、74.13点(スピードタイム14.30点、エア13.83点、ターン46.0点)で5位だったが、最終的に9位で予選通過を果たした。
村田選手は、「自分的には攻撃的に全力で滑りました。(フルツイスト、バックフリップと2つのエア決まったように見えたんですけど?)ファーストエアで練習の時からぜんぜん入れなくて、本番で初めて入れたので、本当に気合で積極的にいきました。
(日本でたくさんの子供たちも応援していると思うのですが?)みんなの応援がすごく力になって自分の滑りができと思います。
(今後の目標を一言お願いします)もし、今日10位以内に入れなくても次の予選がありますので、次の予選でも同じような滑りをして頑張りたいと思います。攻撃的に滑ります」と、滑り終えた直後のインタビューだったこともあり、弱気なことを語っていたが、見事、1発で予選突破となった。