平昌オリンピックは15日、カーリング 女子予選ラウンド 「日本vs. デンマーク」を行った。日本女子代表の「ロコ・ソラーレ(Loco Solare)北見」は、前半やや苦しんだものの第7エンドに3点、第8エンドに2点を取り、デンマークチームがギブアップ。8-5で勝利した。
リード:吉田夕梨花(24= LS北見)、2nd:鈴木夕湖(26= LS北見)、3rd:吉田知那美(26= LS北見)、スキップ:藤沢五月(26= LS北見)、サブ:本橋麻里(31=LS北見)のメンバー。
第1エンドを後攻でスタートした日本は、ブランク・エンドとし、第2エンドもややミスがあったものの、それをうまくリカバリーして2点を獲得。第4エンドで、相手にうまく攻められ3点を奪われ、3-3の同点に。続く、第5エンドも後攻ながら、再びもブランク・エンドとし、前半を折り返す。
後半に入った第6エンドも相手に1点スティールされるなど、細かいミスもあり、なかなか思い通りに試合運べない。そんな嫌な流れが変わったのが、第7エンド。デンマークのスキップの選手が最後の2投を連続ミス。ここで3点のビッグイニングを作る。その勢いに乗り、第8エンドもスキップの藤沢選手の最終投時に、タイムを獲ってコーチに指示を仰ぎ、ダブルテイクアウトを取り、2点をスティールすることに成功。8-4と点差を広げる。
第9エンド、後攻のデンマークを1点に抑え、8-5。第10エンド日本の後攻なので、3点差を追いつくことはムリと判断したデンマークチームが、ここで、デンマークチームがギブアップ。
日本は、第1戦のアメリカに続いて、第10エンドを戦わずして勝利を得た。これで2連勝。
スキップの藤沢選手は、「(2連勝。ここまでいい感じだと思いますが、いかがですか?)勝つこと出来てすごく良かったんですけど、昨日のアイスと違う氷で戦わなければ行けなかったので、そこで若干、また課題も残ったので、次の試合に向けて反省できればなぁと思います。
3rdの吉田(知)選手は、「(終盤、いっきに突き放す展開でしたが、ゲーム振り返っていかがでしょうか?)アイスが昨日とはまた違ったアイスだったので、それもひとつの情報として割り切って、今日は今日のアイスで戦おうというふうにハーフタイムで確認してからの後半がすごく良かったので、今日の夜、戦うので、また気持ち新たに新しい情報見つけるつもりでがんばりたいなぁと思います。
(第5エンドの終わりでペブル(氷の粒)の残り具合について話をされていましたが、そのあたりの読みというのも会いてと差があったのではないでしょうか?)ぺブ(ル)の硬さだったり残り具合だったりだとか、ちょっと話をして、投げ手だけじゃなくスウィーバーもしっかり理解して、後半のエンドにつくことが出来たので、そのル―ティーンを次もしっか頑張りたいなと思います。
藤沢選手は、「(今日のゲームのポイント振り返ってみていかがですか?)ポイントですか?相手もチャンスをしっかり決めてきて、3点とるエンドもあったんですけど、そこで焦らずにチャンスを待ってアイスリーディングに集中できたことがよかったかなぁと思います
(第8エンドのタイムアウトもいいタイミングだったと思いますが?)私とチナ(吉田知那美)でウエイト(投球の力。ストーンのスピード[秒数]で表される)のことで若干、悩んでいたので、時間的な余裕もあったんですけど、チャンスでもありピンチでもあったので、タイムアウトとってよかったなと思います。
(この後の韓国戦に向けて)隣でちょうど韓国チームとカナダが試合していたんですど、地元ということですごい歓声があって、今日の夜は私たちと韓国が試合なので、ああいう感じの試合になると思うので、相手の方の応援に飲みこまれないように、自分たちのやるべきことに集中したいなと思います」
吉田(知)選手は、「アウエイ、ホームってあまりないカーリングなんですけど、完全アウエイみたいな空気感でできるのもオリンピックの特別な舞台なので、相手の歓声も私たちの力になると思うので、最後まで私たちらしいプレイを韓国のみなさんにも観てもらいたいなぁと思います」