サッカーW杯ロシア大会で日本代表を務めたレアル・ベティス所属のヴェルダ―・ブレーメン所属のMF乾貴士選手(30)、FW大迫勇也選手(28)が22日、都内で『ウブロ 乾貴士×大迫勇也 チャリティーイベント』に登場し、司会はハリー杉山(33)が務めた。
スイスの高級腕時計ブランド『ウブロ』主催。普段サッカーに親しんでいる子どもたちとのふれあいを通じ、今年7月に発生した豪雨で被害を受けた中国地方の子どもたちがサッカーを心から楽しめる環境を取り戻すことを目的としたもの。
ゲーム替えに2人へW杯への感想を質問。2人ともサポーターへの感謝の言葉を寄せつつ、コロンビア戦でゴールをもぎ取った大迫選手はそのときのことへ「素直に嬉しかったです。初戦を勝ちたかったんで、得点できてよかったです」と、当時の心境を明かしつつ「難しい状況でしたけどチームが1つとなって戦えたのが結果につながったと思います」。乾選手は「ベルギー戦は、貴重な2点目で嬉しくて、強いボールを打とうと思ったら、たまたま無回転ボールになって」と、振り返りつつ、「2ヶ月前に監督も代わって難しい状況でしたけど、スタッフと選手がベストになるようにやったらそうなりました」と、しみじみ。
トーク後には、小学3年生20人のチームに2人がそれぞれ交じって紅白戦をしたり、全員が当てた的の合計金額によってチャリティ金額が決まるゲームに挑戦。ここでは総額170万円中、80万円を大迫選手が決めるという大活躍も。
小学生たちからの質問コーナーもあり、質問というより乾選手へリフティングを求められたりするなど、和気あいあいだった。
イベントを終えて、乾選手は「元気な子どもたちとサッカーができて楽しかったですし、自分も元気をもらえたので新しいシーズンに向けて頑張りたい。微力かもしれないですけどちょっとでも元気づけれるように頑張っていきたい」と、気持ち新た。
次の2022年のサッカーW杯カタール大会について、いま2人が考えていることへも質問があったが、大迫選手は「選手である限り日本代表を目指したい」とコメントし、乾選手は「34歳になっていて、引退は考えてないと思いますけど、もし日本代表に選ばれたらしっかりやりたい。選ばれるためにしっかり結果を出さないといけないと思っています」と、前を向きながら話していた。
ちなみに、W杯後には乾選手は20日放送のバラエティ番組『ダウンタウンなう』(フジテレビ系、金曜・午後9時55分~)の出演も果たし、お笑いコンビ『ダウンタウン』とのトークも繰り広げたが「バラエティは好きなので。それに『ダウンタウン』さんに人生で1度は会いたかったんです。楽しく優しい方で良かったです。かなり緊張してしまって、ビール2杯を飲んでて」と、意外な裏話を披露することも。
さらに、大迫選手といえば「ハンパないって」というパワーワードが日本を駆け巡ることにもなったが、この状態へ「すごくいいことだと思います。今までサッカーに興味がなかった人たちが、少しでもサッカーを観てもらえるようになればありがたいです」と、サッカーの普及につながることへ喜びを。もし、年末の流行語大賞にノミネートされることになったらという問いかけに乾選手は「(周囲でも)ハンパないはすごく言われているし、そうなったらサコ(大迫)も喜ぶと思うし、なってほしい」と話し、大迫選手と笑い合っていた。