田中将大投手と成田緑夢選手が『ウブロ×田中将大チャリティーイベント～Pray for HOKKAIDO～』に登場！
米大リーグ・ニューヨークヤンキースの田中将大投手（30）、パラアスリートの成田緑夢選手（24）が2日、東京・明治神宮外苑の室内球技場で『ウブロ×田中将大チャリティーイベント～Pray for HOKKAIDO～』に登場した。
スイスの高級腕時計ブランド『ウブロ』主催。田中投手が成田選手と子どもたちにキャッチボールを通して投球術を伝授し、今年9月6日に発生した北海道胆振東部地震に向け寄付金を決定するターゲットチャレンジに全員で挑戦するというもの。今年7月にはこの、サッカー版のイベントも開催され、ヴェルダ―・ブレーメン所属のMF乾貴士選手、FW大迫勇也選手も子どもたちと挑戦し、今年7月に発生した豪雨で被害を受けた中国地方へ寄付するものとなった。
北海道といえば、田中投手は高校時代に駒大苫小牧高校に在籍し、田中投手の妻でタレント・里田まいも北海道出身と縁がある。それだけに田中投手と里田は胆振東部地震に心を痛めていたようで、田中投手は「妻が札幌出身ということもあり、僕も高校時代を過ごした第二の故郷という土地なので、『何かできたらいいね』と夫婦で話していたんです。ですから、こうしてウブロさんとチャリティーイベントが開催できて嬉しいです」と、感謝した。
イベントではまず、約20人の子どもたちと準備運動をしたりキャッチボールをして、交流を深めつつ、ターゲットチャレンジへ。まずは子どもたちが投げることになったが3人続けて高額の賞金を抜き、これには田中投手も驚き。もちろん、抜けなかった子供にも「ナイストライ！」と、励ましたりハイタッチしたりと和気あいあい。「プレッシャーありますけど、本当にありがとう」と、子どもたちに感謝。
肩慣らしに、田中投手も大人とキャッチボールすることになったが、子どもたちから「スプリット！」と声がかかり最初は苦笑いしていたが「じゃあスプリットで」と、投げて子どもたちを喜ばせたり、ターゲットチャレンジの際には子どもたちから「全力投球で！」とのリクエストが飛んで、それをいなしたりと和気あいあい。さらには、隙を見て投球位置を少し前にしようと“ズル”する田中投手に子どもたちが指をさして「あー！」と総ツッコミを入れられたり、「（子どもたち）みんなみたいに若くないから。いまシーズンお休みなんだけど」と、漏らしながらだったりと、親しみやすいキャラの“マーくん”は健在といったようだった。
結果、全員で賞金180万円、田中投手はうち35万円分を投げ抜いた。チャレンジを終えて、田中投手は「疲れましたけど、同じ目標に向かってやるということは大事だと思うし、そういう気持ちは忘れずにやってほしいですね」と、子どもたちに伝えた。
その後トークショーが開催。田中投手がメジャーリーグに挑戦して5年目になるが、今年は12勝5敗と5季連続の2ケタ勝利を達成したが、シーズンを振り返り、「悔しいシーズンでしたね。シーズンを通して良い投球ができなかったし、チームもワールドシリーズ制覇というところもまで届かなかったので、悔しいですね。でも、ずっとうまく行き続けることはないので、みんなもミスすることもあると思うけど、その後の姿勢とか考え方や行動が大事だと思いますし、次に同じことを繰り返さないことが大事なんじゃないかなと思います」と、反省とともに前を向く。
来シーズンへは「1番は、やはりワールドシリーズ制覇というところもありますけど、僕自身は、1シーズンローテーションを持ってなおかつクオリティーの高い投球をできればと思っています」と、誓った。
子どもたちからの質問に答えるコーナーもあり、世界で活躍するにはという問いが飛ぶ。これに田中投手は「目の前のことに全力で」と言ったが、実はこれが成田選手がこの話題になる直前に話していたことで成田選手から「パクった～！」と、指摘し、場内は大爆笑。とはいえ、田中投手は「壁が現れた時に、対峙して、いまできることをやる。それが先につながっていくことなので。いきなり大舞台に行けるわけでぇないないです」と、しっかりとしたメッセージを。
ほかの子供からは「クリスマスの予定は？」と、芸能記者顔負けの質問をし成田選手は「カレンダー空いてると思います。
もしくは1人で練習かなって感じがしています」と、少し寂しげに話せば、田中投手は「何もおもしろくないけど、もうすぐ3歳になる息子と妻と家で過ごすことになるのかなと思っています。シーズン過ごしていたら家にもなかなか帰れないし、遠征で半分は家も空けます。一緒にいる時は何かしてあげたいなという気持ちがありますね」と、家族愛を話すこともあった。
