柔道の阿部一二三選手(24)、阿部詩選手(21)兄妹が8日、東京・新宿のJAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE内で『東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会の選手村寝具寄贈式』に出席した。
寝具メーカーの株式会社エアウィーヴが、東京2020オリンピック競技大会に寄贈した1万8000ベッド、東京2020パラリンピック競技大会に寄贈した8000ベッドを選手村に提供。その寝具を寄贈するというもの。東京五輪にて柔道男子66キロ級で金メダルに輝いた一二三選手と同じく、柔道女子52キロ級で金メダルとなった2人が、代表として会場にゲストとして呼ばれることとなった。
東京五輪も終わり、一二三選手は「いま体と気持ちを休めて、新たな大会に向けて頑張っていこうと思います」と気負いなく話したり詩選手は、金メダルを獲ったときの気持ちへ、「すごく嬉しい気持ちでいっぱいでした」と、振り返っていた。
エアウィーヴは2人のスポンサー契約を結んでいることから、普段から同社製品を使っているという。その寝心地へは一二三選手は「すごくよくて練習で使わせてもらっているときも次の日もコンディションよくいけるので助かってます。僕の柔道にはつながっています」といえば、詩選手は「睡眠が重要で次の日のパフォーマンスにつながってくるので1番重要だと思います」と、気持ちを話していた。
そして寝具が独立行政法人国立青少年教育振興機構の古川理事長と社会福祉法人東京リハビリ協会の緑川理事長へ寄贈される瞬間に立ち会い一二三選手は「いい睡眠をとって、これからの若い世代の人たちが活躍するのを心から願っています」と、メッセージを寄せていた。
記者からは次の目標について質問。一二三選手は「パリ五輪で2連覇すること。兄妹でも2連覇し、新たな歴史を築きたいと思います」と力強く語れば、詩選手も「また強くなって、兄妹で2連覇をと思っています」と、意気込みを話していた。