俳優・北村匠海主演で俳優・河合優実、伊藤万理華、毎熊克哉、箭内夢菜、竹原ピストル、木南晴夏、窪田正孝らが共演し3月20日より全国公開予定の映画『悪い夏』(監督:城定秀夫/配給:クロックワークス)。本作のイメージソングがバンド『OKAMOTO’S』の新曲『Cheep Hero』となったことや、予告編と本ビジュアルが1月20日に公開となった。
作家・染井為人氏の第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞し、「クズとワルしか出てこない」との評価を得た小説が原作。真面目に生きるも、気弱な性格ゆえに犯罪に巻き込まれていく主人公・佐々木守役を北村が演じる。色仕掛けで佐々木を犯罪へと巻き込んでゆく育児放棄寸前のシングルマザー・愛美を河合、裏社会の住人で犯罪計画の首謀者・金本役に窪田、正義感に燃える佐々木の同僚・宮田役に伊藤、愛美に肉体関係を強要する佐々木の先輩・高野役に毎熊、金本の愛人・莉華役に箭内、金本の手下でドラッグの売人・山田役に竹原、息子と2人困窮した生活から万引きに手を染める古川佳澄役に木南が演じる。
今回の『OKAMOTO’S』の起用は、北村がボーカルを務める4人組バンド『DISH//』に楽曲提供をしたり、対バンをするなど親交が深いことから映画側がオファー。すでにアルバムの収録曲として完成していた『Cheep Hero』が映画のために書き下ろされたかのような楽曲だったことからコラボレーションが実現となった。
楽曲を手掛けたオカモトショウは、「映画を観てびっくりしました。あれ!?俺、この曲この映画のために書いたっけ!?というくらい、“悪い夏”の世界観に俺たちのCheep Heroの歌詞の内容やサウンドがピッタリハマっていたのです」と驚いたそうで「主人公、佐々木守をはじめとして登場するキャラクター達の『ヒーロー不在の世の中でもがき足掻く』感情とリンクしてしまっていたのです。それだけ今の世の中をリアルに生きてる人たちの心に共通する部分が描かれた映画、それに曲だった、というところに尽きると思うのですが、こんな風に音楽と映画がマッチングすることがあるのかと感激しております」と、縁を感じているようだった。
公開となった予告編では『Cheep Hero』の入ったものとなっており、「真面目な公務員はなぜ、闇に堕ちたのか」のナレーションにあわせ、闇堕ちした公務員・佐々木(北村)の姿が。嵐のなか佐々木がもがき叫ぶ姿が映し出されたラストは、地獄へ突き落された佐々木の行く末が気になる映像に仕上がっている。
また、闇堕ちした公務員・佐々木の顔が大きく配置されたビジュアルも公開された。
■本予告 YouTube リンク
https://youtu.be/T48aX2LeWJQ
※記事内画像は(c)2025 映画「悪い夏」製作委員会