アイドルグループ『SUPER EIGHT』大倉忠義、焼き鳥チェーン『鳥貴族』を中核ブランドに持つエターナルホスピタリティグループ代表取締役社長CEO・大倉忠司氏の親子が4月21日に都内で『鳥貴族40周年記念コラボ企画発表会』に登場した。
鳥貴族では2025年5月1日に40周年を迎える。これを記念して鳥貴族創業者・忠司氏の長男で鳥貴族と同い年の忠義と5月1日よりコラボメニューやノベルティ、動画などでコラボすることとなる。
今回のコラボの発端は昨年、鳥貴族の公式Xアカウントが39周年の創業記念日にした「鳥貴族の創業記念日 39周年ありがとうございます!」というポストがきっかけだったという。それがたまたま、大倉のオススメ欄に表示され「僕も偶然39歳です。1号店に思い入れが深いのですが、復活していただけませんか?」と、反応。すると大倉忠司氏が「僕と同じ名前だし、それだけ思い入れがあるなら考えてもいいかな」とやりとりしたことがきっかけになっているという。
忠義がなぜそんなに俊徳にあった1号店にこだわりを持っていたのかへ、「小学生とか小さい頃の帰り道。自宅までの帰り道の途中にあったんです。お昼まで学校の時とか店に行こうって言って、ここで串にならなかった切れ端みたいなのを焼いてもらったりして昼ご飯を食べてたりだとか、自分にとってはあの育ってきたなんか青春の中の1コマみたいなイメージだったんです。だから立ち退きで(2008年に)無くなるっていう時も結構悲しかったです」と、幼少の思い出が染み付いているという。ちなみに、当時好きだったメニューは「もう、とにかくナンコツが好きで もうそればっかり食べてたイメージがありますね」と明かしたり、「“お店に行こう”と言われなくなってから、お店で食べる時は全部実費で行ってた」そうだ。
忠司氏も1号店をなぜ俊徳にしたのかへ賃料がとにかく安かったため飛びついたことや、「今から40年前の1985年5月1日に創業してるんです。で、その同じ5月の16日に息子が生まれたものですから、やはりすごく『鳥貴族』と息子が重なり合うところがありまして。当時は赤子で、1号店は結構ずっと赤字でですね。息子の顔を見てこの子らを露頭に迷わすのか?そんな思いが結構蘇りますね」と、苦労が蘇ってくるのだそうだ。
そんな復活する1号店はすでにほぼできあがっているといい、「私も映像で見たら、もう本当に蘇りました。1号店を知ってるお客さま、そしてまた知らないお客様も まあトリキ(鳥貴族の略称)族の1号店原点はこういうところにあるんだなということを感じて頂けます」と、お店の作りにも自信を見せる。ここで忠司氏は忠義に厨房で焼き鳥を「焼いてよ」と声をかけると「衛生的に大丈夫かな?父親にだけ焼きます」と、お店でもコラボがあるかもしれない様子も窺わせいた。
また、なぜこれまでこうしたコラボがなかったのかの一端を忠義が語ることもあり、「僕が所属してる会社の名前で、有名になりたくないんやという父親の言葉が1回だけあって。僕はそれを気にしてずっと言わないようにしてたんです」と漏らしていたことを守った“親孝行”の結果だったという。
それがついにコラボの運びとなったことで「まあこうやって、父親も会社が大きくなって自分を選んでくれた事もすごく誇りに思います。このタイミングで40周年まで続けて来られたし、僕はまだタレントやって20周年ですけども、素晴らしいと思いますし、そこで一緒に何かできるっていうことに、何かすごく感慨深さを感じながらも、自分が力になれるのであれば何かこの40周年を盛り上げられたらなと思います」と、思いを馳せていた。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ