咲妃みゆ「千と千尋の神隠し」製作発表会で「興奮を抑えるのに必死」や妃海風も「感動が優先」！醍醐虎汰朗言おうと思っていたことも「全部忘れちゃいました」と緊張も

　舞台『千と千尋の神隠し』（翻案・演出：ジョン・ケアード）製作発表会見が9日、都内ホテルで開催された。

　宮﨑駿監督が手掛けたアニメーション映画『千と千尋の神隠し』が、東宝創立90周年を記念し、『レ・ミゼラブル』のジョン・ケアード氏演出により世界初の舞台化！少女・千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まる物語。人間の世界に戻るためにさまざまな出会いを経て、生きる力を呼び醒ましながら奮闘する千尋の姿を描く。

　会見には千尋をWキャストで演じる橋本環奈と上白石萌音をはじめ、ハク役をWキャストで演じる醍醐虎汰朗と三浦宏規、カオナシ役をWキャストで演じる菅原小春と辻本知彦、リン／千尋の母をWキャストで演じる咲妃みゆと妃海風、釜爺役をWキャストで演じる田口トモロヲと橋本さとし、湯婆婆／銭婆をWキャストで演じる夏木マリと朴ろ美、兄役／千尋の父役を演じる大澄賢也、共同翻案・演出補佐を務める今井麻緒子氏、東宝常務執行役員演劇担当の池田篤郎、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー、ジョン・ケアード氏が出席する豪華顔ぶれとなった。

　そんななか、ハクを演じる醍醐からは「世界から愛される作品に参加できることを誇りに、幸せに思っています。おうちのお風呂で何を喋ろうかと考えていたのですが、いざこの場に立つと全部忘れちゃいました（苦笑）。精いっぱい頑張りたいと思います。こんなに素晴らしい方に囲まれているので胸を借りながらできることをやっていければ」と、意気込みを。

　同じくハクをWキャストで演じる三浦は「ハク役で携われることを嬉しく思っています。舞台がどうなっていくのかワクワクしていて、ハクなので龍になるのかとか、どう表現するんだろうと思って。僕自身すごく楽しみにしています。ファンの方も多いので期待を裏切らないように演じたいと思います」と、胸を弾ませた。

　咲妃と妃海はリンと千尋の母役をWキャストで演じることとなるが、咲妃は「スタジオジブリ作品の大大大ファンで、すべての作品を拝見していました。もちろん『未来少年コナン』も拝見しています。この作品のオーディションのお話を頂いたときに、得も言われぬ興奮に襲われまして、どうしてもこの作品に携わらせて頂きたい、その一心でジョンさんのオーディションに挑ませて頂きました。そしていまこの場に立たせて頂いていることが、夢のように幸せです」と、念願かなってニッコリ。

　さらに、咲妃は「いま、素敵なポスターがお披露目され拝見していると、興奮を抑えるのに必死ですが、こんな状態ではいけないので地に足をつけて現実世界を生きる千尋の母、そして千尋をしっかり後押しできる存在のリンを演じさせて頂けるよう……」とここまで話して声が上ずり気味なことに気づき、「あっ、興奮してますね（苦笑）。心整えて、けいこに挑みたいと思います」と、気持ちを抑えられない様子を。

　妃海も咲妃と同じく「私もこの会場に入ってからこの場に立つまでずっと感動し続けております」と、こちらも大興奮しているといい「圧倒され続けていますし、たくさんの方に撮影され続けている私……それこそ前日、もう少し賢い文章を考えてきたのですが、感動が優先してしまって、（咲妃と）同じく興奮している状態です。それをかわいく表現できないことに後悔しています（苦笑）」と、とにかく熱のこめる。

　そして、妃海は「とても嬉しいのが、リン役として夏木マリさんと朴ろ美さんのもとで働くという経験、橋本環奈さんと上白石萌音さんを面倒を見るという経験人生でないと思います」と意気込みつつ、隣にいた咲妃に「頑張ろう！」と声をかけ咲妃も「はい頑張ります！よろしくお願いします」と、コンビネーションを見せていた。

　会見では原作のアニメの好きなシーンも明かされた。「千尋が銭婆のところから帰るときにドアをあけたらハクが佇んでいるところから、最後のクライマックスにハクの背中に乗って千尋が思い出してという音楽と映像のすべてに感動しました」（三浦）、「僕はお父さんとお母さんが豚になる前にご飯を食べている、あのご飯がおいしそうで」（醍醐）、「湯婆婆さんのお部屋に入るときに『おいで』と言われて、千尋が魔力で吸い込まれて、最後はすってんころりんするところです」（咲妃）「ちょっと細かいですけど銭婆のおうちに行くときに、カオナシが入り口でちょっと頭を打つんです。あそこの人間が出始めたあたりが好きです」（妃海）と、それぞれ楽しげに挙げていた。

　舞台『千と千尋の神隠し』東京公演は2022年2月28日から同3月1日までプレビュー公演で3月2日から3月29日に東京・帝国劇場にて、同4月に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて、同5月に福岡・博多座にて、同6月に札幌・札幌文化芸術劇場 hitaruにて、同6月・7月に名古屋・御園座にて上演予定！