シンガー・ソングライターの絢香(30)が16日、都内ホテルで『第22回手帳大賞』発表表彰式に登壇した。
『手帳大賞』は、手帳などの販売などで知られる株式会社高橋書店が開催しているもの。思わず手帳にメモしたくなるような名言を決定する「名言大賞」と、これまでにない斬新な商品企画を決定する「商品企画大賞」を表彰する。絢香は同社のイメージキャラクターを務めていることから『名言大賞』審査員として参加となった。
エッセイスト・松浦弥太郎氏、詩人で作家・東直子氏とともにイエローのドレス姿で登場した絢香。「審査というのことをさせていただくのが初めてで、勉強になることばかりでした。短い言葉の中から、書いた人の見ているものだったり、関係性だったり、いろんなストーリーを感じられるってすごいことだなって。その中で心に響くものを選ばせて頂きました」と、参加してみての感想を。
絢香は各部門賞の『仕事部門賞』のプレゼンターも務め、『人を叱る時は、ラブレターを書くようにね』という言葉を寄せた方に目録などをプレゼントし祝福。手帳大賞に輝いた『明日また友達になる』は9歳の娘から出た言葉を書き留めたといい、絢香は「なかなか大人になるとできないし、浮かばないです。シンプルだけどなんて素敵な言葉なんだろうって気づきというか。参加できて嬉しく思いますね」と、心を動かされたそうだ。
トークでは、自身が日々大事にしている言葉を問われた絢香は「私の場合はメロディーに言葉を乗せて歌うというのがあるので、それこそ同じ言葉でも、笑顔という言葉1つとっても、明るいメロディーに乗せるのか暗いメロディーに乗せるのかで意味がぜんぜん変わってきてしまうので、メロディーと言葉の相性とか、どう聴かせたいのかなこの言葉というのを考えてます。言葉ってパワーがあるので、こうでいたいというのを自分なりに言葉で紡いでいくというのが大事なのかなって思います」と、ポイントを挙げていた。
また、大賞受賞作品「明日また友達になる」をモチーフにした映像が制作されたことが明かされ、絢香が高橋書店のために書き下ろしたオリジナル楽曲『365(サンロクゴ)』の使用や絢香本人も出演することも合わせて発表。
これに絢香は「365日をテーマにしているのですが、1日1日の彩りで未来が作られていくという当たり前なことが感じられたんです」と、手帳と絡めたコンセプトを話し「つらいことがなんでこんなに続くんだろうという日もあると思いますけど、ああ幸せと思う瞬間も来るというのを感じながら書きました。そういうことの繰り返し落という気持ちです」と、曲に込めた気持ちを解説していた。
■受賞一覧
●商品企画大賞 優秀賞
・『女子中高生大賞・女帝をたてたくなるワクワク手帳』(赤間 千爽氏)
・『カレンダーを超える予定に。スケジュール帳「MANAGER(マネージャー)」』(濱中 望実氏)
●名言大賞
◯優秀賞
・『一緒に転んであげる。』(木村 武雄氏)
・『洗濯物も色気をもってたたみなさい』(嵐 理恵)
◯家庭部門賞
・『パパ、おヒゲある?』(三木 克彦氏)
◯恋愛部門賞
・『誰かの手帳に自分の誕生日がメモされているのは、幸せなことだね。』(徳永 泰知氏)
◯仕事部門
・『人を叱る時は、ラブレターを書くようにね』(布施 幸男氏)
●手帳大賞
・『明日また友達になる』(福島 詩乃氏)